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試合日 | 試合 | 結果 | |
1 | 2022.05.10 | 日本ユース ミニマム級 タイトルマッチ8回戦 |
森 且貴 判定 伊佐春輔 |
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2022年5月10日(火) 後楽園ホール
日本ユース ミニマム級タイトルマッチ8回戦
挑戦者(同級4位) チャンピオン
○ 森 且貴 判 定 伊佐春輔 ●
(大橋) 105
lbs (川崎新田) 105 lbs
もり・かつき いさ・しゅんすけ
開始早々から軽量級らしくきびきびと小気味いい動きを見せる両者。ともに軽快な動きから左ジャブ,ワンツーを繰り出して主導権争いが展開された。伊佐の右ストレートがタイミングのいいカウンターになった。さらにワンツーを浴びせる伊佐。森の動きは硬い。
2回,森は右フックのボディブローから左フック。さらに右ストレートを浴びせる。伊佐は足を使ってワンツーをまとめる。
3回,バッティング(伊佐の頭が森のアゴに),ローブロー(森の左アッパー)で一度ずつ中断する場面があった。森は鼻から出血するが,前に出て左右アッパーのボディ攻撃に出る。伊佐は森の入り際に右ストレートのカウンターを浴びせる。伊佐の足はよく動いている。
ここまでは足を絡めた伊佐の攻撃に苦しんだ森だが,4回あたりからボディに左右アッパーを連打して徐々に伊佐を追い上げる。ラウンドの前半は伊佐が足を使うが,後半には森が潜り込んでボディを攻める展開。これによって徐々に伊佐の足の動きが鈍った。それでも6回には伊佐の左アッパー,右ストレートが効き,ダメージを悟られまいと森が体を預けて攻め込む場面が見られた。
8回中盤,激しい打ち合いの中で,森の右ストレートがカウンターになり,伊佐が右膝を落とす。両者が死力を振り絞って打ち合う。終盤は伊佐が右ストレートで反撃するが,一歩及ばず。
激しい打ち合いに終始した一戦。序盤は伊佐のフットワークと右ストレートのカウンターに流れを譲った森。しかし,4回あたりからは接近戦で左右アッパーをボディに連打して伊佐のスタミナを削った。ボディ攻撃,スタミナ,執念が勝因。今年1月には石澤開(MT)と日本ミニマム級王座を争い,8回TKO負けを喫している。再起戦としては厳しいマッチメイクだったが,見事に応えてユースながらもベルトを手にした。
伊佐は右ボクサーファイター。軽快なフットワークから放つ右ストレート,アッパーを得意としている。中盤以降はラウンドの後半に押し込まれる場面が目立った。森に潜り込まれ,ボディ攻撃を許して足が止まった。
採点結果 | 森 | 伊佐 |
主審:田中浩二 | *** | *** |
副審:杉山利夫 | 77 | 75 |
副審:葛城明彦 | 77 | 75 |
副審:岡庭 健 | 75 | 77 |
参考:MAOMIE | 77 | 75 |
○森:11戦10勝(2KO)1敗 22歳 身長:160cm
●伊佐:14戦9勝(1KO)4敗1分 24歳 身長:159cm
放送:フジテレビ
解説:川島郭志
実況:立本信吾
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