熱戦譜〜2020年9月の試合から


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試合日 試合 結果
2020.09.16 8回戦  中嶋一輝  TKO3R  野村健太
2020.09.16 6回戦  森 且貴  判定  内田勇気
2020.09.26 8回戦  久保 隼  判定  五十嵐嵩視
2020.09.26 6回戦  湊 義生  TKO2R  大場浩平
2020.09.27 6回戦  木村蓮太朗  TKO5R  岩屋卓史

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                      2020年9月16日(水)    後楽園ホール
                                8回戦
                   日本バンタム級5位    T   K  O   日本S・バンタム級(ノーランク)
                ○   中嶋一輝    3回2分39秒    野村健太   ●
                               (大橋) 122 lbs                        (仲里) 122 lbs
                          なかじま・かずき

 左の中嶋,右の野村。初回,ともにジャブで牽制しながらチャンスを窺う。中嶋は野村をロープに詰め,右から左のフックを浴びせる。
 2回,中嶋は左アッパーをボディに打つが,手数が少ない。しかし,野村が右ストレート,左フックで積極的に攻める。
 3回,中島は右フックからボディに左アッパー。ここから攻勢に出た中嶋は左ストレートを浴びせて野村をロープに詰める。青コーナーで右フックを受けた野村はダウンを取られた(カウント8)。再開後,中島が一気に勝負に出る。野村をニュートラルコーナーに押し込み,猛烈な左右フック,アッパーを連打。野村はこの猛攻をかわし切れず,コーナーを背に崩れるように倒れ込む。ここで染谷主審が試合をストップした。

 中嶋が自慢の強打を炸裂させ,圧巻のTKO勝利。サウスポーのボクサーファイターで左ストレート,右フックにKOの威力がある。奈良朱雀高(奈良)→芦屋大で87戦72勝(30KO・RSC)15敗というアマのキャリアがある。魅力は何といっても爆発的な強打。一発だけでなく,チャンスに見せる連打もある。狙い過ぎて手数が少なくなるのと,攻撃のときにアゴのガードが空く点は要注意であるが,破格の強打で楽しみな逸材である。
 野村は右ボクサーファイター。興国高(大阪)で9戦というアマのキャリアがある。やや距離を取り,長身から放つ右ストレート,左フックを得意としている。2回に積極的な攻撃を見せたが,結果的にパンチ力の差が出てしまった。

     主審:染谷路朗,副審:杉山利夫&松原暢宏&中村勝彦
     ○中嶋:10戦9勝(8KO)1分     27歳     身長:169cm
     ●野村:11戦7勝(3KO)4敗     23歳     身長:175cm
     放送:フジテレビ     解説:川島郭志     実況:竹下陽平

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                    2020年9月16日(水)    後楽園ホール
                            6回戦
                  日本ミニマム級16位      日本L・フライ級(ノーランク)
                ○   森 且貴   判 定   内田勇気   ●
                              (大橋) 108 lbs             (KG大和) 108 lbs
                           もり・かつき

 軽量級らしいスピーディなパンチの交換。初回,森の左フックがカウンターになり,内田がぐらつく。森はなおも飛び込んで左フック,ボディにも左アッパーを決めた。
 2回にも激しい打ち合いが続く。終盤,内田の右アッパーからの左フックが決まり,森の顔が上を向く場面があった。
 4回,森は右ストレートからボディへの左アッパー。2分過ぎにも右ストレートから攻勢に出る森。
 5回,右アッパー,ワンツーを浴びせた森が攻勢。2分過ぎには右ストレートのカウンターが決まり,内田がぐらつく。しかし,森も力みが出た。
 6回,激しい展開。左右フックでたたみかける森。森の右ストレートで内田の顔が上を向いた。

 激しい動きとパンチの応酬に終始した一戦。先手の攻撃とクリーンヒットの数で森が上回った。
 森は茅ヶ崎北陵高(神奈川)で16戦11勝5敗というアマチュアのキャリアがある。右ボクサーファイターで,スピーディな右ストレート,左右フックの連打を得意としている。手数とスピードで押していくファイタータイプに近い。一方で力みが目立ち,一本調子で単調な攻撃になっている。パンチに強弱がないことが欠点。
 内田は右ファイタータイプ。左右フックを得意としている。果敢に打ち合いに出たが,ガードに難がある。そのため,再三カウンターをもらっていた。

採点結果 内田
主審:染谷路朗 *** ***
副審:中村勝彦 59 55
副審:岡庭 健 59 55
副審:松原暢宏 60 54
参考:MAOMIE 59 55


     ○森:7戦7勝(1KO)          20歳     身長:160cm
     ●内田:15戦7勝(1KO)8敗     27歳     身長:158cm

     放送:フジテレビ
     解説:川島郭志
     実況:大川立樹

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                   2020年9月26日(土)    神戸市立中央体育館
                             8回戦
                  日本フェザー級21位        日本フェザー級(ノーランク)
                ○   久保 隼    判 定    五十嵐嵩視   ●
                              (真正) 128 lbs               (トコナメ) 127 3/4 lbs
                           くぼ・しゅん                いがらし・たかし

 左の久保,右の五十嵐。ともにジャブでけん制しながらの滑り出し。久保が右ジャブを伸ばしながらプレスをかける。
 2回,久保は左アッパーをボディに打つ。五十嵐は左ジャブから右ストレートをねらう。3回,久保は右ジャブからボディに左アッパー,ストレート。五十嵐は後手に回って手数が少ないが,五十嵐の右ストレートで久保がのけぞる場面があった。
 5回,接近戦でボディブローの応酬になるが,それも長く続かない。6回中盤,久保がタイミングのいい左ストレートをヒット。このパンチで五十嵐の腰が落ちる。しかし,後が続かず,ともに手数が少ない。
 7・8回,久保は左ストレート,ボディへの左アッパーを打つが,単発。一方の五十嵐も思い切った攻撃ができず,一向に盛り上がらないまま終了ゴングを聞いた。

 見せ場のない凡戦。2019年5月に徐燦(中国)のWBA世界フェザー級王座に挑戦して6回TKO負けを喫した久保の再起戦。1年4ヶ月ぶりのリングだったが,まったく盛り上がらない凡戦。左ストレートあるいはボディへの左アッパーを再三ヒットしていたが,単発で攻撃のつながりに乏しいことが目についた。再び世界タイトルをと目論んでいるが,この試合内容では多くを望めない。
 五十嵐は右ボクサーファイター。右ストレート,左フックを得意としているが,久保の左ストレートを警戒して後手に回った。せっかく元世界王者と対戦するチャンスに恵まれたのだから,もう少し思い切った攻撃が欲しかった。消極的な印象に終始した。

採点結果 久保 五十嵐
主審:室屋雅弘 *** ***
副審:田中新一 78 74
副審:半田隆基 79 73
副審:野田昌宏 79 73
参考:MAOMIE 79 73


     ○久保:16戦14勝(9KO)2敗          30歳     身長:176cm     リーチ:180cm
     ●五十嵐:18戦13勝(5KO)5敗        24歳     身長:171cm

     放送:youtube
     解説:山中竜也
     実況:大橋雄介(関西テレビ)

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                      2020年9月26日(土)    神戸市立中央体育館
                                6回戦
                日本バンタム級(ノーランク)   T   K   O   日本バンタム級(ノーランク)
                ○   湊 義生     2回0分32秒     大場浩平   ●
                         (JM・加古川) 117 3/4 lbs                     (SUN-RISE) 117 3/4 lbs
                          みなと・よしき

 開始ゴングと同時に出た湊がいきなり左フックを振って襲いかかる。大場はロープを背にお馴染みのL字ブロック,スウェイバックでかわす。しかし,湊の左フック,ワンツーで守勢に回り,ロープ,コーナーを背負う。
 2回開始早々,湊が軽快な動きから左から右のワンツーを飛ばす。これをアゴにもらった大場はロープ際で脆くも腰から崩れ落ちてダウン(カウント8)。立ち上がったが,湊の詰めは鋭く,左右フックの連打に大場は防戦一方。最後は腰が落ちたところで川上主審が試合をストップした。

 2014年9月の試合を最後にリングから遠ざかっていた大場が6年ぶりに復帰したが,無残な結果に終わった。往年のスピード,切れ味が消え,一方的に打ちまくられて若い湊に屈した。トレードマークのL字ブロックとスウェイバックで凌ごうとしていたが,力の衰えは隠せなかった。持ち味の右ストレート,アッパーを出すまでもなく敗れた。
 湊は2018年全日本フライ級新人王。右ボクサーファイターで,軽快なフットワークから放つワンツーを得意としている。開始早々からスピードで圧倒した。2回にダウンを奪ったワンツーは踏み込みもよく,鮮やかなパンチ。ダウンを奪った後にフィニッシュまで持って行った連打も見事だった。

     主審:川上 淳,副審:野田昌宏&半田隆基&新井久雄
     ○湊:12戦9勝(4KO)3敗           22歳     身長:167cm
     ●大場:41戦36勝(14KO)4敗1分     35歳     身長:168cm
     放送:youtube     解説:山中竜也     実況:大橋雄介(関西テレビ)

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                       2020年9月27日(日)    ふじさんメッセ(静岡)
                                  6回戦
                  日本S・フェザー級(ノーランク)  T   K   O   日本S・フェザー級(ノーランク)
                ○   木村蓮太朗     5回2分31秒     岩屋卓史   ●
                              (駿河男児) 128 lbs                         (寝屋川石田) 126 1/4 lbs
                           きむら・れんたろう                      いわや・たけふみ

 左の木村,右の岩屋。岩屋は前に出て低い姿勢で潜り込もうとする。しかし,木村は左ストレート,左右フックのボデイブローから左ストレート,右アッパーを浴びせる。
 3回,左アッパーがアゴにヒットしたところから攻勢に出る木村。4回終盤にも木村が左アッパーをアゴに決め,攻勢に出る。ボディブローが効いたのか,岩屋の動きは鈍い。
 5回,岩屋は愚直に前進を続けるが,木村のパンチが飛ぶ。木村は回り込んで左ストレート,アッパーを浴びせる。左ストレートを打ち込んだ木村が攻勢に出る。岩屋が防戦一方になったところで青コーナーからタオルが投入された。

 木村のプロ2戦目。執拗に前に出る岩屋に手を焼く場面もあったが,右に回りながら左ストレート,右アッパー,フックを浴びせた。ボディへの右フック,左アッパーが岩屋の動きを鈍らせた。右に回り込んでかわすと岩屋がバランスを崩していたので,そこに左ストレートを合わせるなどの工夫がほしかった。岩屋のペースに合わせてしまった面がある。
 岩屋は右ファイタータイプ。ベタ足で動きは鈍重だが,ガードを固めながら執拗に前進し,低い姿勢で潜り込もうとする。愚直な戦いぶりが特徴。しかし,木村とはスピードの面で大きい差があった。

     主審:福地勇治,副審:村瀬正一&加藤たかお&堺谷一志
     ○木村:2戦2勝(2KO)     23歳     身長:174cm
     ●岩屋:8戦4勝4敗        32歳     身長:173cm
     放送:youtube     解説:なし     実況:なし

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