熱戦譜〜2019年6月の試合から


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試合日 試合 結果
2019.06.01 10回戦  中谷潤人  KO1R  フィリップ・クエルド
2019.06.01 8回戦  清水優人  判定  チャールズ・ベラミー
2019.06.01 8回戦  豊嶋亮太  TKO3R  ウォン・ウーミン
2019.06.11 8回戦  高橋竜平  TKO5R終了  イム・ジヌク
2019.06.13  日本ミニマム級
 タイトルマッチ10回戦
 田中教仁  判定  春口直也
2019.06.19  WBO世界スーパーフライ級
 王座決定戦12回戦
 井岡一翔  TKO10R  アストン・パリクテ
2019.06.19  WBA世界ライトフライ級
 タイトルマッチ12回戦
 京口紘人  判定  タナワット・ナコーン

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                    2019年6月1日(土)    後楽園ホール
                            10回戦
             日本フライ級チャンピオン   K     O      比国バンタム級8位
            ○   中谷潤人    1回1分23秒    フィリップ・ルイス・クエルド   ●
                       (MT) 114 1/2 lbs                        (比国) 114 1/2 lbs
            WBA14位,WBC3位,WBO4位,IBF12位

 サウスポー同士の対決。上背,リーチで勝る中谷が右ジャブ,フックを多用してプレスをかける。クエルドは右ジャブでボディを狙うが,中谷は構わず迫る。クエルドの右フック,左ストレートは空を切る。すかさずクエルドをロープに詰めた中谷の左フックが唸る。これをレバーに刺し込まれたクエルドはロープ下に崩れ落ちて悶絶。カウントアウトされた後もしばらく立ち上がれないほどのダメージだった。

 世界4団体すべてでランクインし,世界挑戦が期待される中谷が圧勝で無傷の19連勝を飾った。長いリーチをフルに生かした右ジャブ,フックを多用して自分から試合を組み立てていた。その姿勢こそが中谷の長所である。待ちのボクシングにならず,積極的に作っていけば,体格のアドバンテージを生かせるだろう。
 クエルドはサウスポーのボクサーファイター。右フック,左ストレートを得意としており,まとまりのあるスタイル。ガードを固めながらチャンスを窺っていたが,右ジャブ,フックで上に注意を引き付けられたところでボディに打ち込まれて沈んだ。

     主審:福地勇治,副審:杉山利夫&飯田徹也&松原のぶひろ
     ○中谷:19戦19勝(14KO)           21歳     身長:170cm
     ●クエルド:19戦11勝(4KO)7敗1分     23歳     身長:165cm     リーチ:165cm
     放送:G+     解説:浜田剛史&セレス小林     実況:上重 聡

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                      2019年6月1日(土)    後楽園ホール
                            8回戦
                 日本S・ウェルター級13位          日本ウェルター級6位
              ○   清水優人    判 定    チャールズ・ベラミー   ●
                     (木更津グリーンベイ) 150 3/4 lbs            (横浜光) 147 1/4 lbs
                         しみず・ゆうと

 初回,ベラミーは積極的に上体を振って前に出る。左ジャブから右ストレート,フックで迫るベラミー。清水は慎重に距離を取るが,後半はよく見て左ジャブ,ワンツーを浴びせる。2回,ベラミーの右クロスをヒット。これは恐いパンチだ。清水もよく動いて左ジャブ,右ストレートで応戦する。
 3回,清水は左ジャブ,右ストレートからボディへの左アッパー,フックを多用してリードする。先手を取られたベラミーは攻め倦む。
 4回,打ち気に出るベラミーに対し,清水は距離を取って左ジャブ,右ストレートを浴びせる。しかし,終盤,ベラミーのオーバーハンドの右フックがクロス気味にアゴを捉える。
 一進一退の展開が続くが,5回2分過ぎ,清水はワンツー,左フックをまとめる。清水はよく見て的確にパンチを浴びせている。
 7回中盤,ベラミーの右アッパーをボディに受け,クリンチに出る清水。しかし,清水も右アッパーから左のアッパーをアゴにヒット。
 8回開始早々,ベラミーの左フックがヒットするが,単発。清水は左フック,ワンツーあるいは左アッパーをコツコツと浴びせてポイントは押さえている。

 両者は昨年9月に対戦し,ベラミーが2−1の判定で勝っている。今夜はリマッチだが,派手でインパクトがあるパンチを決めたベラミーに対し,手数を積み重ねた清水が雪辱を果たした。自分の距離を保ち,183cmの長身から左ジャブ,ワンツーを浴びせたことがポイントにつながった。しかし,手数が止まったり,足が動かなくなると,ベラミーの攻撃を許していた。足と手数を止めないことが大事。
 ベラミーはときおり強打で清水を脅かしていたが,単発に終わった。そこに清水のパンチをコツコツと当てられていた。その差が出たと言える。

採点結果 清水 ベラミー
主審:ビニー・マーチン *** ***
副審:杉山利夫 77 76
副審:飯田徹也 78 74
副審:染谷路朗 77 75
参考:MAOMIE 77 75


     ○清水:19戦13勝(5KO)4敗2分        31歳     身長:183cm
     ●ベラミー:34戦28勝(18KO)4敗2分     37歳     身長:170cm     リーチ:183cm

     放送:G+
     解説:セレス小林
     実況:寺島淳司

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                        2019年6月1日(土)    後楽園ホール
                                8回戦
                   日本ウェルター級7位   T   K  O   韓国ウェルター級(ノーランク)
                ○   豊嶋亮太    3回1分56秒    ウォン・ウーミン   ●
                             (帝拳) 146 1/2 lbs                     (韓国) 145 1/2 lbs
                                                     元韓国S・ライト級チャンピオン

 身長差はほとんどないが,両者が向かい合うと,豊嶋の方が大きく見える。初回,豊嶋は落ち着いて左ジャブ。さらに左アッパーのボディブローから右フックを打つ。ウォンは左ジャブから右ストレートで様子見。豊嶋は左ジャブから右フックを見舞う。
 2回に入ると激しい打ち合いになった。豊嶋は左フック,右ストレートで迫る。ウォンの右ストレートも要警戒のパンチだ。2分過ぎ,ウォンをニュートラルコーナーに詰めた豊嶋は右ストレートでのけぞらせる。ここからウォンをロープに詰め,左右フック,右ストレートで攻勢に出る。
 3回,迫力ある接近戦。赤コーナーにウォンを詰めた豊嶋は左右フックで攻勢。しかし,ロープを背に放ったウォンの右アッパーをアゴに受けた豊嶋がのけぞる場面があった。豊嶋は構わず攻め続け,ウォンをニュートラルコーナーに押し込む。左右フックから右ストレートを浴びせたところで松原主審が割って入り,試合をストップした。

 ここまで日本人相手に4戦4勝(3KO)という元韓国S・ライト級王者ウォンはなかなかの強豪。そのウォンにしっかり打ち勝った豊嶋はさらに自信を深めたことだろう。右ファイタータイプで左右フック,右ストレートで迫る攻撃型。左ジャブを多くし,もう少しボディにも散らすことができれば,上位進出やタイトル挑戦も近くなるだろう。パワフルなパンチで押しまくる姿は,若き日の坂本博之を彷彿とさせる。
 ウォンは右ファイタータイプで左フック,右ストレートにパンチ力がある。足はあまり使わないが,打ち合いに強い。元韓国王者という肩書はダテではない。

     主審:松原のぶひろ,副審:染谷路朗&杉山利夫&ビニー・マーチン
     ○豊嶋:14戦11勝(8KO)2敗1分     23歳     身長:177cm
     ●ウォン:12戦10勝(6KO)2敗       34歳     身長:178cm
     放送:G+     解説:なし     実況:寺島淳司

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                    2019年6月11日(火)    後楽園ホール
                            8回戦
               日本S・バンタム級11位   T K O   韓国S・バンタム級2位
              ○   高橋竜平    5回終了    イム・ジヌク   ●
                           (横浜光) 122 lbs                 (韓国) 122 lbs
                      たかはし・りょうへい

 初回,高橋が左右に動きながら積極的に手を出す。左ジャブ,右ストレート,ボディへの左フックの手数でリードする。
 2回,イムはウィービングしながら攻撃の糸口を探る。しかし,そこに高橋の右ストレートが決まる。高橋はさらに右ストレートのボディブロー,左フックを浴びせる。イムも終了間際に右ストレートで攻め込む。3回,高橋は右フックのボディブロー,右ストレートのカウンターをヒット。高橋に動かれたイムは的がしぼれない。終了間際,高橋は左右フックから右ストレートを浴びせる。
 4回,イムを青コーナーに詰めて左右フックを浴びせる高橋。
 5回,試合はワンサイドゲームの様相。高橋は右ストレートを上下に,あるいは左右フックをヒット。イムの右ストレートは流れる。結局,5回終了後のインターバル中に左耳の鼓膜が破れたとのことでイムが棄権を申し入れた。

 今年1月にニューヨークでT.J.ドヘニー(アイルランド)のIBF世界S・バンタム級王座に挑戦し,敗れている。今夜は軽快な動きでイムを翻弄し,再起戦を飾った。左右に動き回り,イムの攻撃をかわしながら右ストレート,左右フックをヒットした。的を絞らせない試合運びが光る。右フックを中心にボディにパンチを散らしたこともよかった。
 イムは右ボクサーファイター。右ストレート,左フックを得意としている。積極的に攻めたが,高橋の動きについていけず,パンチが流れる場面が目立った。

     主審:葛城明彦,副審:福地勇治&浅尾和信&染谷路朗
     ○高橋:22戦17勝(7KO)4敗1分     29歳     身長:164cm
     ●イム:22戦10勝(3KO)7敗5分      28歳     身長:168cm
     放送:youtube     解説:なし     実況:なし

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                      2019年6月13日(木)    後楽園ホール
                       日本ミニマム級タイトルマッチ10回戦
                     チャンピオン           挑戦者(同級8位)
                ○   田中教仁    判 定    春口直也   ●
                               (三迫) 105 lbs              (橋口) 104 1/2 lbs
                WBA13位,WBO10位,IBF6位
                    たなか・のりひと

 初回,春口は積極的に攻めるが,田中のタイミングのいい左ジャブでバランスを崩す。田中はさらにオーバーハンドの右フックを見舞う。
 2回は春口。どんどん前に出て右ストレート,アッパーで積極的に攻める。田中の右フックのカウンターも決まるが,ニュートラルコーナーに詰めた春口はワンツー,右フックで攻勢。
 3回以降は田中が完全に主導権を握った。左右に動きながら右ストレートのカウンターを合わせた。春口が待っていると左ジャブ,フックを当てる。
 5回中盤,田中の左ジャブからのタイミングのいい右フックが炸裂。ガードが下がったところにまともに食った春口はマウスピースを飛ばし,うつ伏せに沈んだ(カウント8)。立ち上がったが,効いている。田中は左右フックを上下に打って攻勢。春口は辛うじて凌ぎ,ゴングに救われた。
 6回,今度は春口の出バナに左ジャブあるいは左フックのカウンターをヒットする。
 9回は春口が起死回生のチャンスを迎えた。1分過ぎ,春口のワンツーをもらった田中は腰が落ちてロープに詰まる。逆転を狙って一気に右アッパー,ワンツーで攻め立てる春口。しかし,疲労が出て脇が開き,威力半減。
 10回,春口は最後まで攻めの姿勢を見せるが,打ち疲れが出てパンチが流れる。田中は左アッパーのボディブロー,カウンターの右フックで要所を締める。

 最軽量級らしいスピーディな展開で見応えのある一戦。田中がテクニックの差を見せつけ,初防衛に成功した。前に出る春口の動きを冷静に見極め,出バナに的確なパンチをヒットした。特にカウンターの右ストレート,フックで再三春口をピンチに追い込んだ。後半は左フックあるいはボディへの左アッパーを入れ,春口を圧倒した。小柄だが,当てる勘に優れ,攻防の組み立てに見るべきものが多いテクニシャン。
 春口はワンツーを得意とする右ボクサーファイター。序盤から積極的に攻勢を仕掛けたが,田中にうまく見切られ,思うようにヒットできなかった。9回にワンツーをヒットしてチャンスを迎えたが,このときにはすでに疲労が出て効果的な追撃ができなかった。

採点結果 田中 春口
主審:葛城明彦 *** ***
副審:杉山利夫 96 93
副審:福地勇治 97 92
副審:松原のぶひろ 97 92
参考:MAOMIE 98 91


     ○田中:26戦19勝(10KO)7敗     34歳     身長:154cm
     ●春口:26戦15勝(6KO)11敗     30歳     身長:164cm

     放送:フジテレビ
     解説:具志堅用高&川島郭志
     実況:木村拓也

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                    2019年6月19日(水)    幕張イベントホール(千葉県)
                      WBO世界スーパーフライ級王座決定戦12回戦
                 WBO世界S・フライ級2位   T   K   O     WBO世界S・フライ級1位
                ○   井岡一翔     10回1分46秒     アストン・パリクテ   ●
                         (Reason大貴) 114 3/4 lbs                           (比国) 115 lbs

 序盤は高いKO率を誇るパリクテが体格差とパワーを前面に出して押し気味に進めた。初回終盤,テンプルに右ストレートを打ち下ろすパリクテ。ガードを固めた井岡は落ち着いてみているが,距離はパリクテが制している。
 2回,パリクテは右ストレート,左フック。井岡の左ジャブも当たるが,パリクテはカウンターの右アッパーを狙っている。これは要注意。
 ここまではパリクテのペースだったが,3回,井岡が流れを変えた。相打ちの左フックでパリクテがバランスを崩す。井岡の左ジャブがよく当たるようになる。
 4回,パリクテがプレスを強め,ワンツー,右アッパーで迫るが,終盤,左右に動きながら右ストレートからボディに左アッパーをヒット。さらにその直後,右ストレートからの左フックをヒットする井岡。4回にカウンターをもらったパリクテは次の5回に入ると慎重になった。逆に井岡は左ジャブから左アッパーのボディブローに次ぐ右ストレートをヒットし,鮮やかな攻撃を見せた。
 7回,パリクテは悪い流れを引き戻そうと一気に攻勢に出て,右ストレート,左右アッパーを振って猛然と出る。赤コーナーに下がった井岡は濡れたキャンバスに足を取られてスリップダウン。ひやりとさせる場面だったが,終盤はパリクテの打ち疲れに乗じて左右アッパーのボディブローを打ち込む。これは終盤につながる攻撃だった。
 完全に主導権を握った井岡。8・9回は左右に動いてパリクテの攻撃を封じ,パリクテが下がると自ら前に出てワンツーを浴びせる。ボディが効いたパリクテは口が開き,スピードが落ちる。井岡は巧みに接近し,左右アッパーのボディブロー,ワンツーをヒット。
 10回,井岡は左フックのカウンターをヒット。パリクテは構わず前に出るが,ロープを背に放った井岡の右ストレートがカウンターになる。このパンチでぐらついたところから井岡が一気に襲いかかる。ワンツー,左右フックの嵐に晒されたパリクテは後退。ロープに詰まり,防戦一方のパリクテに井岡が左フックを浴びせたところでチャバリエ主審が試合をストップした。

 井岡がTKOで日本人初の4階級制覇を達成。KO率が高い強敵に序盤は距離を押さえられたが,3回以降はテクニックの差を見せつけた。左右に動いてパリクテのパンチをかわしながら巧みに接近し,巧打を決めた。特に左右アッパーのボディブローで動きを止めたことがワンツーもヒットしやすくなることにつながった。冷静に相手の動きを見極める落ち着いた試合運びが光る。
 パリクテは長身の右ボクサーファイター。右ストレート,アッパーに威力がある。開始早々から体格差を利してプレスをかけた。特に下から狙い打つ右アッパー,打ち下ろしの右ストレートで井岡を苦しめた。しかし,ボディを打たれたことによって徐々に勢いを失い,飛ばし過ぎも加わって動きが鈍った。なかなかの強敵ではあるが,自分の距離を保てなくなったことが敗因。

9回までの採点 井岡 パリクテ
主審:ケニー・チャバリエ(米国) *** ***
副審:レシェック・ヤンコウィアク(ポーランド) 88 83
副審:リチャード・ブロアン(カナダ) 87 84
副審:フィリップ・オースティン(豪州) 87 84
参考:MAOMIE 87 84


     ○井岡:26戦24勝(14KO)2敗          30歳     身長:165cm     リーチ:169cm
     ●パリクテ:29戦25勝(21KO)3敗1分     28歳     身長:170cm     リーチ:176cm

     放送:TBS
     解説:内藤大助&内山高志
     実況:伊藤隆祐

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                  2019年6月19日(水)    幕張イベントホール(千葉県)
                      WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦
                     チャンピオン            挑戦者(同級10位)
                ○   京口紘人    判 定    タナワット・ナコーン   ●
                            (ワタナベ) 107 3/4 lbs              (タイ) 107 1/2 lbs

 右の京口,左のタナワット。序盤から京口が上体を振ってプレスをかける。初回,いきなりワンツーでぐらつかせる京口。左アッパーのボディブローが効くタナワット。2回,激しい打ち合いになるが,京口はタナワットをロープに詰め,右ストレート,左アッパーをアゴに見舞う。タナワットは左右アッパーのボディブローで応戦するが,京口は右ストレートからボディに左アッパーを打ち込む。
 3回はタナワットにリズムが出て,左ストレート,右フックからボディに左ストレートを打つ。しかし,終盤には京口の左アッパーから右ストレートでぐらつく。
 4回はタナワット。京口の右アッパーに合わせたタナワットの右フックがカウンターになり,ひやりとさせる場面があった。京口はプレスをかけるが,タナワットは上体を振りながら右フック,左ストレート,ボディへの左ストレートをコツコツと返した。
 中盤以降も京口が右ストレート,上下への左アッパーでプレスをかける展開が続く。8・9回,京口は力んで攻め倦む場面が目立つ。
 10回,バッティングの直後,タナワットの右フックのカウンターが京口のアゴに決まる。京口は構わずロープに詰め,左右アッパーでボディを攻める。2分過ぎ,京口の右ショートフックがアゴに決まり,ぐらりと腰が落ちるタナワット。すかさずタナワットをロープに詰めた京口は右ストレート,左アッパー,フックで攻勢。
 序盤からボディを打たれている割にタナワットの動きは衰えていない。その代わり,タイトルをもぎ取ろうとする意志も感じられない。12回,京口の左フックでタナワットのアゴが上がる。

 京口は初防衛に成功。しかし,課題を残す試合内容となった。強打を決めて倒そうとする意識が先行し,全体的に単調な攻撃になった。右ストレートに得意の左アッパーを多用していたが,タナワットの目が慣れてしまった面がある。左ジャブが少なく,試合巧者のタナワットに攻め口を読まれていた。
 タナワットはサウスポーのボクサーファイター。軽快なフットワークから放つ右ジャブ,左ストレート,ボディへの左アッパーがスムーズに出る。スピードもそこそこあり,一定のレベルには達している。しかし,挑戦者として消極的な印象は否めない。

採点結果 京口 タナワット
主審:ラファエル・ラモス(プエルトリコ) *** ***
副審:グロリア・マルチネス(米国) 117 111
副審:カルロス・スクレ(ベネズエラ) 117 112
副審:カルロス・コスタ(パナマ) 117 111
参考:MAOMIE 119 109


     ○京口:13戦13勝(9KO)           25歳     身長:162cm     リーチ:163cm
     ●タナワット:12戦11勝(5KO)1敗     26歳     身長:164cm     リーチ:162cm

     放送:TBS
     解説:内藤大助&内山高志
     実況:杉山真也

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