熱戦譜〜2016年1月の試合から


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試合日 試合 結果
2016.01.16  日本スーパーライト級
 王座統一戦10回戦
 岡田博喜  TKO3R  中澤将信
2016.01.16 8回戦  福本祥馬  判定  秋山泰幸
2016.01.16 8回戦  阪下優友  TKO4R  大平真史
2016.01.16 8回戦  緒方勇希  TKO8R  有馬啓祐
2016.01.30 10回戦  村田諒太  KO3R  ガストン・アレハンドロ・ベガ

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                     2016年1月16日(土)    後楽園ホール
                      日本スーパーライト級王座統一戦10回戦
                    正規チャンピオン    T   K  O    暫定チャンピオン
                ○   岡田博喜   3回0分58秒    中澤将信   ●
                              (角海老宝石) 140 lbs                      (帝拳) 140 lbs
                        WBO12位

 初回,前に出る中澤。岡田は鋭い左ジャブを多用し,さらに左フック,アッパーを上下に浴びせる。早くも顔面が紅潮した中澤は,鼻から出血する。岡田はボディに左アッパーを突き上げる。終了間際,ワンツーを浴びせる岡田。
 2回にも岡田の厳しい攻めが続く。左一本で中澤をコントロールする岡田。中澤は前に出て打ち合いを仕掛けるが,岡田のパンチで再び鼻血が噴き出す。ロープに下がった岡田が放った右ストレートのカウンターが決まる。左ジャブ,フック,アッパーで岡田のやりたい放題。中澤の攻撃を巧みなディフェンスでかわす岡田。中澤は右目尻をカット(岡田の有効打による傷)。
 3回開始早々,岡田のワンツーがアゴに決まり,大きく腰が砕けてダウン寸前のピンチに陥る中澤。ここは何とか踏みとどまったが,チャンスと見た岡田が一気にスパークする。ロープに詰め,ワンツー,左フック,アッパーで一気に襲い掛かる岡田。体を預けてピンチを凌いだ中澤はくっついて左右アッパーのボディブローを連打するが,岡田は動じない。逆に左アッパーでぐらつかせてニュートラルコーナーに詰め,ワンツーを浴びせたところで土屋主審が試合をストップした。

 右拳の骨折により10ヶ月のブランクを作った岡田が見事なTKOで王座統一と3度目の防衛を飾った。開始早々から多彩な左一本で圧倒し,まさに圧巻の試合内容。右ストレートの切れも抜群。暫定王者の中澤を全く相手にしない見事な勝ちっぷりである。ウィービング,ダッキングをはじめとするディフェンスも完璧。今後どこまで伸びるか楽しみな逸材である。
 中澤は暫定王座の初防衛に失敗。岡田の鋭い左一本にしてやられた感じが強い。くっついて掻き回したいところだったが,岡田に見切られて手も足も出ない状態のまま敗れた。王座統一戦としては力の差が大きかった。

     主審:土屋末広,副審:染谷路朗&安部和夫&中村勝彦
     ○岡田:11戦11勝(9KO)        26歳   身長:175cm
     ●中澤:21戦18勝(7KO)2敗1分   33歳   身長:180cm
     放送:G+     解説:飯田覚士&セレス小林     実況:安藤 翔

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                    2016年1月16日(土)    後楽園ホール
                             8回戦
                    日本ミドル級4位        日本ミドル級3位
                ○   福本祥馬   判 定   秋山泰幸   ●
                              (角海老宝石) 160 lbs           (ヨネクラ) 160 lbs

 序盤,秋山が積極的に左右フックを浴びせる。福本は左ジャブで突き放したいが,距離を潰されて苦戦の様相。パンチも単発ですぐにクリンチになってしまう。秋山は左アッパー,右フックでボディを攻める。
 3回までリードされた福本だが,4回に入り,ようやく挽回の兆しを見せた。秋山の打ち終わりに右アッパーを合わせる。福本はさらにワンツー,右アッパー,ボディへの左アッパーと繋いで秋山を青コーナーに下がらせる。
 5回,福本の右ストレートがカウンターになる。一方の秋山のパンチは当たらなくなる。福本は右アッパー。終了間際にも細かいワンツーを浴びせる。
 6回,クリンチが多く,グダグダの凡戦が続く。7回,一発打っては組み合ってしまう両者。
 8回,この試合唯一の見せ場があった。福本の右ストレートがカウンターになり,ガクンと腰を落とした秋山はあわやダウンというピンチに陥る。秋山はクリンチ,ホールドに逃れる。一方の福本も詰めるどころか合わせてしまい,いっしょにクリンチに付き合う。

 見るべきものがない凡戦。福本は習志野高→東洋大というアマチュアのエリートコースを歩んだ右ボクサーファイター。長身で恵まれたリーチを生かした左ジャブ,右ストレートに切れがある。しかし,プロ戦績が鳴くような拙戦が続いており,伸び悩みんでいるという印象は否めない。恵まれた体躯と伸びのいい左ジャブがありながら,それを生かしていない。相手のクリンチ,ホールドに合わせてしまっては,持ち味を生かせないのは当然。相当改革しない限り,タイトルは望めない。
 秋山は右ファイタータイプ。左右フックにパンチ力があり,序盤から積極的に攻めた。しかし,途中から打ち疲れが出て,ホール内の時計を気にする場面が目立った。

採点結果 福本 秋山
主審:杉山利夫 *** ***
副審:福地勇治 75 77
副審:土屋末広 77 75
副審:安部和夫 78 74
参考:MAOMIE 77 75


     ○福本:9戦8勝(6KO)1敗        25歳   身長:184cm
     ●秋山:17戦10勝(8KO)6敗1分   36歳   身長:182cm

     放送:G+
     解説:飯田覚士&セレス小林
     実況:佐藤義朗

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                     2016年1月16日(土)    後楽園ホール
                               8回戦
                    日本フライ級5位   T   K  O   日本フライ級8位
                ○   阪下優友   4回1分34秒   大平真史   ●
                            (角海老宝石) 113 3/4 lbs                 (マナベ) 113 1/2 lbs
                    阪下優友=さかした・ゆうすけ      大平真史=おおだいら・まさし

 初回,阪下がスピーディな左ジャブを出して意欲的に攻める。しかし,トリッキーな動きを見せる大平の右アッパーが決まる。さらにワンツーを連打すれば,阪下がたじろぐ場面が見られた。
 3回,大平はフェイントをかけながら右フック,ストレートを見舞う。阪下は一瞬たじろぐが,左アッパーのボディブローから左フックをアゴにヒット。さらに中盤以降,プレスを強める。左右アッパーのボディブローからワンツーを浴びせて阪下が攻勢に出る。
 4回,大平はトリッキーな動きで撹乱を試みるが,阪下の左アッパーのボディブロー,右ストレートで鼻血を流す。ロープに詰まった大平を右ストレートでのけぞらせる阪下。チャンスと見た阪下は怒涛の如くワンツーのラッシュ。ロープを背負った大平が防戦一方に陥ったところで中村主審が試合をストップした。同時に青コーナーからタオルが投入された。

 上位ランカーの阪下が力の差を見せた。伸びの良い左ジャブ,右ストレートに加え,ボディへの左アッパーを武器とする右ボクサーファイター。リングを広く使い,積極的に試合を展開する。しかし,狙い過ぎてしまい,攻めあぐねたところに大平のパンチを返された。フィニッシュのワンツーのまとめ打ちは圧巻。
 大平は変則的な右ボクサーファイター。フェイントをかけながら,トリッキーな動きから相手の隙を突いて健闘したが,力の差は如何ともし難い面があった。

     主審:中村勝彦,副審:福地勇治&土屋末広&杉山利夫
     ○阪下:22戦14勝(9KO)6敗2分   24歳   身長:167cm
     ●大平:13戦6勝(2KO)5敗2分    31歳
     放送:G+     解説:なし     実況:山ア 誠

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                      2016年1月16日(土)    後楽園ホール
                                8回戦
                  日本フェザー級10位   T   K   O  日本フェザー級(ノーランク)
                ○   緒方勇希    8回1分07秒    有馬啓祐   ●
                           (角海老宝石) 129 1/2 lbs                       (協栄) 130 lbs

 右の緒方,左の有馬。初回,サウスポーの有馬が右ジャブ,左ストレートで積極的に出る。しかし,タイミングのいい緒方の右ストレートがアゴに決まり,ガクンと腰を落とした有馬はあわやダウンというピンチに陥る。ここは踏み止まったが,,緒方は丹念に左ジャブを突いて有馬の出バナに右ストレートを浴びせる。終盤,両者の足が交錯し,有馬が右膝からキャンバスに落ちる。このとき緒方の左が軽く当たっていたかに見えたが,これはスリップダウンとなった。
 出バナにタイミング良く右ストレートを決められた有馬は思い切って前に出られない。3回終盤,右ストレートから左フック,右ストレートの3連打でバランスを崩す有馬。5回,有馬のワンツーは当たらない。
 6回,左右フックのボディブローでガードを下げさせておいてフォローした右フックがアゴに決まり,有馬は腰から落ちてダウン(カウント8)。
 8回,右ストレートを放って優位に立つ緒方。有馬の左の打ち終わりに小さく返した右ストレートのカウンターが決まり,再び腰から落ちる有馬(カウント9)。辛うじて再開に応じたが,もはや反撃の余力はない。攻勢に出た緒方の右ストレートで大きくのけぞったところで染谷主審が試合をストップした。

 ランカーの緒方が貫録を見せた。右ボクサーファイターで右ストレートを武器としている。手数は多くないが,慎重に左ジャブを突き,相手の出バナに右ストレートをヒットする。この右を再三決めて有馬を脅かした。低いKO率とは裏腹に,パンチには威力がある。
 有馬はサウスポーのファイタータイプ。右ジャブを突きながら前に出てワンツーを放ったが,緒方の巧みなディフェンスにかわされ,パンチが流れる場面が目立った。

     主審:染谷路朗,副審:安部和夫&中村勝彦&杉山利夫
     ○緒方:25戦22勝(4KO)2敗1分   31歳   身長:172cm
     ●有馬:21戦8勝(1KO)12敗1分   32歳   身長:168cm
     放送:G+     解説:なし     実況:川畑一志

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             2016年1月30日(土)    中国・上海 : 上海オリエンタルスポーツセンター
                                  10回戦
                 WBC・IBF世界ミドル級5位   K      O   WBCスペイン語圏ミドル級チャンピオン
                ○   村田諒太      3回2分23秒     ガストン・アレハンドロ・ベガ   ●
                               (帝拳) 160 lbs                                    (アルゼンチン) 162 lbs

 初回,左ジャブで牽制しながら積極的に右ストレートを見舞ってプレスをかける村田。中盤,ロープに下がったベガのテンプルに重い右ストレートが決まる。このパンチでベガはうつ伏せにダウン(カウント8)。村田は相手のパンチをブロックしながらなおもロープに詰めて右ストレート。ベガはロープを背に相打ちの右ストレートを狙うが,村田の迫力に押される。
 2回,村田は右ストレートにボディへの左アッパーを加えてプレスを強める。右のボディブローが効いてたじろぐベガ。くっついてきたベガのテンプルに打ち下ろしの右フックが炸裂。ベガはこの一撃で再びうつ伏せに沈んで万事休す。

 上海のリングに初登場となった村田が豪快なKOで存在感を示した。積極的に左ジャブからの右ストレートと左アッパーのボディブローでプレスをかけた。このアグレッシブな姿勢こそが最も大事だろう。重量感溢れる村田らしい攻撃が見られた。
 ベガは右ファイタータイプで左右フックを武器としている。ロープに追い込まれても相打ちを狙って食い下がった。しかし,村田との力の差は歴然としていた。

1回までの採点 村田 ベガ
主審:ダンレックス・タップダソン(比国) *** ***
副審:サルベン・ラグンバイ(比国) 10
副審:サワン・タウィクーン(タイ) 10
副審:エドワード・リガス(比国) 10
参考:MAOMIE 10


     ○村田:9戦9勝(6KO)                    30歳   身長:182cm,   リーチ:183cm
     ●ベガ:37戦24勝(10KO)11敗1分1無効試合   32歳   身長:174cm,   リーチ:179cm

     放送:フジテレビ
     解説:川島郭志
     実況:立本信吾

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