熱戦譜〜2015年1月の試合から


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試合日 試合 結果
2015.01.17  東洋太平洋スーパーフェザー級
 タイトルマッチ12回戦
 ジョムトーン・チューワッタナ  判定  金子大樹
2015.01.17 8回戦  福本祥馬  判定  福山和徹
2015.01.17 8回戦  胡 朋宏  TKO1R  川端達郎

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                       2015年1月17日(土)    後楽園ホール
                      東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦
                         チャンピオン             挑戦者(同級1位)
                ○   ジョムトーン・チューワッタナ   判 定   金子大樹   ●
                                     (タイ) 130 lbs                     (横浜光) 130 lbs
                                                WBC12位,WBO8位

 左で軽く牽制しながら右ストレートを狙う金子。金子の右フックがヒットする。
 様子見していたジョムトーンだが,3回に入るとじわじわプレスをかけ始める。接近して左アッパー,フック。さらに左ストレートが伸びてくる。5回,ジョムトーンはフィジカルの強さを生かしてロープ際に押し込み,左フック,アッパーを打ち込む。さらに右フック,左ストレート。ロープを背負った金子は鼻から出血する。
 6・7回もジョムトーンのプレスに押し込まれる金子。鼻からの出血で呼吸が苦しそう。8回,金子は右ストレート,アッパーをヒットするが,ポーカーフェイスのジョムトーンは構わずプレスをかけ続ける。
 9回,悪い流れを断ち切るべく強引に攻め込む金子。ジョムトーンは落ち着いているが,金子のこの攻撃はいい。
 しかし,10回,再びジョムトーンが突き放した。2分ちょうど,モーションがないジョムトーンの左ストレートが飛ぶ。金子のパンチを巧みにかわしながら左アッパー,ストレートを返すジョムトーン。11回,金子のパンチはなかなか当たらない。鼻血に加え,左目下も大きく腫れ上がる金子。
 12回,金子はようやく右ストレート,左フックで思い切った攻撃に出るが,時すでに遅し。

 OPBFタイトル初挑戦となった金子だが,ジョムトーンのうまさとプレスの強さに屈した。プレスをかけられ,固まってしまったかのように手が出なかった。終盤に思い切った攻撃に転じたが,これが序盤から出ていればと悔やまれる。右ストレート,左フックに威力がある右ボクサーファイターだが,単発では勝てない。悪い流れを断つためには捨て身の攻撃が必要だった。
 ジョムトーンは4度目の防衛に成功。国際式は9戦目だが,ムエタイで230戦というキャリアがある。柔軟な上体を生かしたウィービング,ダッキングで相手のパンチをかわし,接近して左フック,アッパーを打つ。離れれば,モーションがない左ストレートが飛んでくる。金子の左目下の腫れが証明しているように,地味ながらも右ジャブ,フックが効果的である。フィジカルの強さが目立つ。これを生かして押し込み,金子の攻撃の芽を摘んだことで自らを優位に立たせた。

採点結果 ジョムトーン 金子
主審:ビニー・マーチン *** ***
副審:土屋末広 115 113
副審:福地勇治 116 112
副審:ピニット・プラヤドサブ(タイ) 115 113
参考:MAOMIE 115 113


     ○ジョムトーン:9戦9勝(4KO)       25歳   身長:175cm
     ●金子:28戦21勝(14KO)4敗3分   26歳   身長:174cm   リーチ:185cm

     放送:G+
     解説:浜田剛史&セレス小林
     実況:田中 毅

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                     2015年1月17日(土)    後楽園ホール
                             8回戦
                    日本ミドル級5位       日本ミドル級(ノーランク)
                ○   福本祥馬   判 定   福山和徹   ●
                              (八王子中屋) 160 lbs         (冷研鶴崎) 158 1/4 lbs
                                       福山和徹=ふくやま・かずゆき

 初回,福本は左ジャブで前に出る。福山はボディに右ストレートを。相打ちの右ストレートがヒットし,これが効いてしまう福本。終盤にも福山の右ストレート,左フックでピンチを迎える福本。
 しかし,重量級の迫力ある試合への期待が持てたのは初回だけ。後は打っては揉み合うグダグダの展開になった。4回,福本はバッティングで左目上をカット。5回,福本は左アッパーをボディに。しかし,逆に右ストレートを返される。
 6回,ダラダラと凡戦が続く。福本の入り際に右フックのカウンターを合わせる福山。
 7回,福本は接近して左右アッパーでボディを叩く。8回,福本は揉み合いの中から左右アッパーのボディブローを連打。福山は手数が少ない。福本の左アッパーがローブローになり,一時中断する場面があった。盛り上がらないまま終了ゴングを聞く。

 全く盛り上がらない凡戦。福本は習志野高(千葉)→東洋大でアマ経験を持っているが,高校ウェルター級5冠という輝かしい実績が泣くお粗末な試合内容。一発打っては揉み合いうという何とも締まりのない展開となった。相手に正対し,おまけに上体が突っ立ってしまい,そこにパンチを返される場面が目立った。パンチのある相手にかかったら,非常に危険。カウンターを警戒して手が止まり,揉み合いになるという悪循環。右ストレート,ボディへの左右アッパーに威力があるが,このままでは本人が望んでいるタイトル挑戦は夢のまた夢。相当モデルチェンジしない限り,先は厳しいだろう。
 福山は右ボクサーファイターで左ジャブ,右ストレートを得意としている。前に出る福本に右フックのカウンターを合わせ,しばしばヒヤリとさせたが,手数の少なさが響いた。福本の上体の振りがなかっただけに,積極的に手を出していれば展開が変わっていたはず。

採点結果 福本 福山
主審:中村勝彦 *** ***
副審:土屋末広 76 76
副審:安部和夫 77 76
副審:浅尾和信 78 74
参考:MAOMIE 77 75


     ○福本:7戦6勝(5KO)1敗     24歳   身長:184cm
     ●福山:15戦9勝(2KO)6敗   33歳   身長:180cm

     放送:G+
     解説:浜田剛史&セレス小林
     実況:中野謙吾

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                       2015年1月17日(土)    後楽園ホール
                               8回戦
                   日本S・ミドル級1位  T   K  O  日本ミドル級(ノーランク)
                ○   胡 朋宏    1回2分10秒    川端達郎   ●
                               (横浜光) 161 lbs                   (白井・具志堅) 160 3/4 lbs

 左の川端,右の胡。ともに軽い左ジャブとフェイントで探りながらの滑り出し。距離を取る川端に対し,胡は上体を振りながら距離を詰めにかかる。ロープ際に下がった川端が右を振ろうとした瞬間,踏み込んで放った胡の右ストレートが炸裂。まともにアゴにもらった川端はロープ際で崩れ落ちる。上体を起こしかけたところで福地主審が試合をストップした。

 勝っても負けてもすべての試合がKO決着という胡。強打者揃いの重量級の中でもその破壊力は群を抜いている。軽い左ジャブに続けて打ち込んだ主武器の右ストレートによる圧巻のKO劇だった。ワンパンチKOではあるが,力でねじ伏せたという感じではなく,上体を振りながらフェイントを使った技ありの一撃が光る。
 川端は2009年8月に胡と対戦して初回TKO負けを喫しており,今夜は6年越しのリベンジマッチだった。長身を誇るサウスポーのボクサータイプ。長いリーチで間合いを取り,胡の強打をかわしながらワンツーを打ち込みたかったところ。しかし,胡のフェイントにしてやられたという印象が強い。

     主審:福地勇治,副審:浅尾和信&ビニー・マーチン&中村勝彦
     ○胡:17戦13勝(13KO)4敗   26歳   身長:180cm
     ●川端:12戦6勝(2KO)6敗    27歳   身長:182cm
     放送:G+     解説:なし     実況:佐藤義朗

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