熱戦譜〜2014年2月の試合から


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試合日 試合 結果
2014.02.01  日本ライトフライ級
 王座決定10回戦
 木村 悠  判定  堀川謙一
2014.02.01 10回戦  石本康隆  KO1R  ズン・リンダム
2014.02.01 8回戦  中澤将信  判定  小林和優
2014.02.01 8回戦  横山雄一  TKO6R終了  伊藤弘一
2014.02.10  東洋太平洋スーパーバンタム級
 タイトルマッチ12回戦
 和氣慎吾  KO2R  ジョビー・カツマタ
2014.02.10  日本スーパーフェザー級
 王座決定10回戦
 内藤律樹  TKO8R終了  松崎博保
2014.02.10 8回戦  竹中 良  判定  レネ・ベストゥディオ
2014.02.22 8回戦  村田諒太  TKO4R  カルロス・ナシメント
2014.02.22 12回戦  マルビン・ソンソナ  KO3R  下田昭文

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                    2014年2月1日(土)    後楽園ホール
                      日本ライトフライ級王座決定10回戦
                   日本L・フライ級1位        日本L・フライ級2位
                ○   木村 悠    判 定    堀川謙一   ●
                              (帝拳) 108 lbs               (SFマキ) 108 lbs

 木村が左右に足を使って動き,初回からスピーディな左ジャブで堀川の機先を制した。さらにワンツーから左フック,右ストレートを浴びせる。木村は足が良く動き,好調なスタートを切った。
 接近したい堀川だが,木村の足に掻き回される。3回,木村は左ジャブからボディに左アッパーをヒット。4回にも素早いフットワークで巧みに間合いを取り,ワンツーをかぶせる。
 悲願のベルト獲得を目指す堀川も中盤から追い上げを見せた。5・6回,飛び込んで左右アッパーのボディ連打で迫る。接近すれば堀川が一枚上だ。8回には密着戦でのボディ攻撃で堀川が押し気味に進めた。
 9回,密着して揉み合うようにパンチを放つ両者。下がっては不利と見た木村は,あえて接近戦に応じた。木村の右フックが決まる。
 10回にも激しい打合いになったが,堀川がやや上回る。木村は左フック,右アッパー。堀川は左右アッパーのボディ攻撃から左フック。

 井上尚弥(大橋)の返上で空位となった王座を争う一戦。木村は初挑戦でタイトル獲得を果たした。習志野高(千葉)ではインターハイ3位,国体2位,法大では全日本選手権でライトフライ級を制している。プロ入り後はやや伸び悩んだ感じがあるが,逞しさが出た。最近数試合の充実ぶりを考えれば,今夜の王座獲得は順当な結果である。一皮剥ければ,今後さらに飛躍が期待できる。軽快なフットワークとワンツーを身上とする右ボクサーファイター。前半から足を使ってスピーディな左ジャブで堀川を翻弄した。中盤からは堀川の反撃に苦しむ場面もあったが,前半の貯金で逃げ切った。堀川が主戦場とする接近戦での戦いとなったが,打ち負けなかったことが奏功した。
 堀川は3度目の日本タイトル挑戦に失敗。右ファイタータイプで左右フックを得意としている。木村のスピードに屈した感がある。中盤から追い上げたが,この攻撃を早くから展開すべきだった。

採点結果 木村 堀川
主審:安部和夫 *** ***
副審:土屋末広 96 95
副審:中村勝彦 94 97
副審:杉山利夫 96 95
参考:MAOMIE 96 94


     ○木村:16戦13勝(2KO)2敗1分
     ●堀川:39戦25勝(4KO)13敗1分

     放送:G+
     解説:浜田剛史&セレス小林
     実況:辻岡義堂

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                          2014年2月1日(土)    後楽園ホール
                                  10回戦
                 WBC世界S・バンタム級13位   K      O   インドネシア S・バンタム級6位
                ○   石本康隆      1回3分04秒     ズン・リンダム   ●
                               (帝拳) 124 lbs                            (インドネシア) 120 1/4 lbs
                        WBO7位,IBF9位

 ベタ足で前に出るリンダム。石本はワンツーからボディに左アッパーを打ち込む。終了間際,右アッパー,フックでリンダムをロープに詰める石本。ここで左アッパーのボディブローから一気にワンツーの連打を浴びせれば,ロープ際で崩れ落ちたリンダムは大の字に沈む。立ち上がったが,戦える状態ではなく,マーチン主審はそのままカウントアウトした。

 物足りない相手ではあったが,石本が世界ランカーの貫録を見せた。スピード,切れともに申し分なく,まさに圧勝である。ワンツーからボディに打ち込む左アッパーが良かった。自信を持って戦っているのがいいところ。ただし,世界挑戦をアピールするには今夜の相手では不十分。まずは一度失敗している日本タイトルへの再挑戦を実現させたいところ。
 リンダムは右ファイタータイプ。ガードを固め,くねくねと上体を動かしながら攻めるが,ベタ足でスピードがない。

     主審:ビニー・マーチン,副審:中村勝彦&葛城明彦&安部和夫
     ○石本:30戦24勝(7KO)6敗     ●リンダム:16戦11勝(5KO)4敗1分
     放送:G+     解説:浜田剛史&セレス小林     実況:藤田大介

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                      2014年2月1日(土)    後楽園ホール
                              8回戦
                    日本S・ライト級6位       日本S・ライト級(ノーランク)
                ○   中澤将信    判 定    小林和優   ●
                               (帝拳) 140 lbs                   (RK蒲田) 140 lbs
                                         小林和優=こばやし・かずまさ

 初回から中澤が前に出て,左ジャブ,ワンツーで積極的に攻める。2回には相打ちの左フックで小林がバランスを崩した。
 3回終了間際,小林も左フックから中澤をロープに詰めてラッシュを仕掛ける。中盤以降も中澤が手数で上回った。
 6回,小林の左グラブのテープが解けて開始が遅れた。中澤は左右フックで反撃に出るが,打ち疲れが出る。小林の左フック,右ストレートで中澤は鼻から出血する。
 8回,ともに疲れが出るが,接近して死力を振り絞った打ち合いになる。ここは中澤が手数でややリード。今度は小林の右グラブのテープが解け,再び中断する場面があった。

 激しい打ち合いを制した中澤が日本ランカーのプライドを保った。右ファイタータイプで右ストレート,左右フックを得意としており,積極的に打って出る。終始攻めの姿勢と手数で上回った。しかし,やや正確さに欠け,終盤に打ち疲れが出たことは反省点である。
 小林は右ボクサーファイター。左に回りながら隙を突くように右ストレート,左フックを放つ。ときおり左フックをヒットしていたが,待ちのボクシングに入り,手数で押されたことが敗因。

採点結果 中澤 小林
主審:土屋末広 *** ***
副審:ビニー・マーチン 78 74
副審:安部和夫 78 74
副審:杉山利夫 77 76
参考:MAOMIE 78 75


     ○中澤:16戦14勝(5KO)1敗1分
     ●小林:13戦8勝(5KO)4敗1分

     放送:G+
     解説:なし
     実況:山本紘之

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                       2014年2月1日(土)    後楽園ホール
                               8回戦
                   日本ライト級(ノーランク)  T K O    日本ライト級(ノーランク)
                ○   横山雄一     6回終了     伊藤弘一   ●
                              (帝拳) 133 lbs                     (黒崎KANAO) 132 3/4 lbs

 初回からスリリングな打ち合いになった。両者ともに左フック,アッパー,右ストレートで積極的に攻める。横山はワンツー,左フックをまとめ,ボディにも左フックを見舞う。伊藤も負けじと応戦するが,終盤には横山が再び攻勢に出た。
 伊藤は小刻みな動きから積極的に手数を出すが,パワーでは横山が一枚上。4回には横山の重い左右フックのボディブローが唸る。
 5回,伊藤は積極的に左右フック,右ストレートをまとめる。右ストレートが決まり,横山がたじろぐ場面があった。しかし,終盤には横山が右ストレート,左フックを決めて伊藤をぐらつかせる。
 6回,伊藤は良く攻め続けるが,横山は左ジャブを突き,右ストレート,左フックをまとめてぐらつかせた。伊藤の左目下の腫れが目立ち,左目上もカット(横山の有効打による傷)。6回終了後のドクターチェックでこの傷が続行不能とされ,横山のTKO勝ちとなった。

 ハードパンチャー同士の対決。横山は右ファイタータイプで右ストレート,左フック,ボディへの左アッパーに威力がある。積極的な伊藤に手を焼いたが,要所に強打を浴びせてリードした。175cmの長身でリーチに恵まれており,パワーが最大の売り物。その一方で,ややスロースターターの一面がある。
 伊藤は右ファイタータイプ。右ストレート,左右フックを細かく連打して積極的に攻めた。しかし,肝心なところで横山にまとめられたことが敗因。非常にタフで旺盛な手数が特徴。

     主審:中村勝彦,副審:ビニー・マーチン&葛城明彦&土屋末広
     ○横山:15戦13勝(12KO)2敗     ●伊藤:13戦9勝(8KO)2敗2分
     放送:G+     解説:なし     実況:安藤翔

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                         2014年2月10日(月)    後楽園ホール
                     東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦
                     チャンピオン    K      O   挑戦者(同級12位)
                ○   和氣慎吾   2回1分14秒   ジョビー・カツマタ   ●
                             (古口) 122 lbs                         (勝又) 122 lbs
                      WBA6位,WBC9位

 サウスポー同士の対戦だが,スタイルは対照的。低い姿勢からウィービング,ダッキングしながらチャンスを窺うカツマタに対し,和氣はスピード十分の左ストレートを振って攻め込む。
 2回,呆気なく決着がついた。カツマタは左ストレート,右フックを振ってワイルドな攻めを見せる。青コーナーに下がった和氣の左フックをテンプルに打ち下ろされたカツマタは前に落ちてダウン(カウント8)。立ち上がって応戦するが,左ストレートで再び前に落ちてダウン。立ち上がったものの足が言うことを聞かず,福地主審はそのままカウントアウトした。

 和氣は3度目の防衛に成功。まさに目覚ましい飛躍ぶりである。スタイリッシュなサウスポーのボクサーファイターで,スピードに乗ったシャープなボクシングが素晴らしい。目と勘の良さは群を抜いている。近い将来,世界挑戦のチャンスがあるはず。
 20歳という若さを誇るカツマタはサウスポーのファイタータイプ。ワイルドな左ストレート,右フックを振って強引に攻め込むのが特徴。しかし,テンプルに食った和氣の左フックが効いてしまった。

     主審:福地勇治,副審:吉田和敏&土屋末広&安部和夫
     ○和氣:22戦16勝(9KO)4敗2分     ●カツマタ:13戦10勝(4KO)3敗
     放送:フジテレビNEXT     解説:川島郭志     実況:鈴木芳彦

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                      2014年2月10日(月)    後楽園ホール
                     日本スーパーフェザー級王座決定10回戦
                  日本S・フェザー級1位  T K O  日本S・フェザー級2位
                ○   内藤律樹    8回終了    松崎博保   ●
                             (E&Jカシアス) 130 lbs                  (協栄) 130 lbs

 左の内藤,右の松崎。ともにジャブでの探り合いから立ち上がったが,早くもスピードの差が出た。2回中盤,内藤の左ストレートが決まり,バランスを崩す松崎。前に出る松崎を左右に動いてかわした内藤は右ジャブ,フックから左ストレート,さらにボディにも左アッパーを打ち込んでリードする。
 3回序盤,左ストレートからロープに詰めた内藤は一気に攻勢。ここは凌いだ松崎だが,再び左ストレートからの攻勢に晒され,ロープ際に追い込まれた。
 5回,左ストレートで足が縺れて後退する松崎。内藤は一気に攻勢。7回にも左ストレートで松崎がのけぞる場面が見られ,試合はさらにワンサイドゲームの色合いを濃くした。
 8回,松崎は愚直に前進するが,パンチは虚しく空を切った。そこに内藤の右アッパー,左ストレートが飛ぶ。一方的にリードしている内藤も詰めを欠く。終了間際,右フックを多用する内藤。結局,8回終了後のインターバル中に協栄ジム側から棄権の申し入れがあり,ここで試合が終わった。

 内藤は初挑戦で見事なタイトル獲得。ミドル級で東洋と日本を制したカシアス内藤(船橋→金子)を父に持つサウスポーのボクサーファイター。ライオン野口,野口恭以来となる日本ボクシング史上2組目の父子チャンピオンの誕生という歴史的な記録が生まれた。軽快なフットワークから放つパンチはスピー十分で,瑞々しい将来性を感じさせるホープである。その一方で,詰めの甘さが目立ったのは反省点。スピード豊かなサウスポーであるところは父譲りだが,肝心なところで決められないところも父に似ている。今後の課題だろう。
 松崎は3度目の日本タイトル挑戦に失敗。右ボクサーファイターで右ストレート,左右フックを放って愚直に前進したが,内藤に読まれた。スピードの差は歴然。パンチは当たらず,かわされては右ジャブ,フックを浴びた。一方的な展開が続いており,棄権は妥当な判断である。

8回までの採点 内藤 松崎
主審:浅尾和信 *** ***
副審:吉田和敏 80 72
副審:飯田徹也 80 73
副審:安部和夫 80 73
参考:MAOMIE 80 72


     ○内藤:9戦9勝(5KO)
     ●松崎:31戦22勝(11KO)7敗2分

     放送:フジテレビNEXT
     解説:川島郭志
     実況:福永一茂

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                     2014年2月10日(月)    後楽園ホール
                             8回戦
                 日本S・フェザー級(ノーランク)       比国フェザー級5位
                ○   竹中 良    判 定    レネ・ベストゥディオ   ●
                              (三迫) 130 lbs                   (比国) 128 1/2 lbs

 ベストゥディオはいかにも頑丈な体躯から左ジャブ,ボディへの左右フックを見舞う。竹中は様子見の立ち上がり。
 しかし,2回に入ると竹中が左フックのカウンターをヒットし,ボディにも右ストレートを放つ。ベストゥディオもワイルドな左右フックで応戦。
 3回,竹中の左アッパーが低く入って一時中断するが,その後は右ストレート,ボディへの左アッパーを見舞う。終了間際にはベストゥディオの突進に竹中がバランスを崩すが,クリーンヒットはない。竹中はバッティングで左目上をカット。
 5回,竹中は左アッパーのボディブローを多用する。これが効き,上体を丸めたベストゥディオの動きが鈍った。6回,竹中は左右アッパーをボディに集める。ベストゥディオは前半に見せた出足が消え,ボディブローを嫌がる場面が目立つ。ベストゥディオは左目上をカット(バッティングによる傷)。
 7回,竹中は左目上の傷のため,ドクターチェックを受ける。ボディが効いているはずのベストゥディオだが,足は良く動き,右ストレート,左フックで積極的に出る。
 8回,竹中は右ストレート,ボディへの左アッパー。ベストゥディオは効いているが,左右フックで反撃を見せた。

 竹中がしぶといベストゥディオを退けた。軽快なフットワークから放つ左ジャブ,ワンツー,ボディへの左アッパーを武器とする右ボクサーファイター。アマチュアで九州学院高→明大というコースを歩み,2007年国体フェザー級準優勝という成績を残している。アマ戦績は90戦73勝(28KO・RSC)17敗。シャープさが売り物だが,今夜は距離の取り方に中途半端なところが見られた。くっつくか離れるか,メリハリをハッキリさせるべきだろう。それが不明確なために,ベストゥディオの接近を許した面がある。ランクインして上位を目指すためには,改善すべき点である。
 ベストゥディオは右ファイタータイプで,がっしりとした上体と太い腕が特徴。主武器は右ストレート,左右フック。体にバネがあり,意外に足の運びは軽い。しかし,ボディを攻められ,足の動きが鈍った。

採点結果 竹中 ベストゥディオ
主審:土屋末広 *** ***
副審:飯田徹也 77 75
副審:福地勇治 78 74
副審:浅尾和信 79 74
参考:MAOMIE 78 74


     ○竹中:13戦10勝(5KO)2敗1分
     ●ベストゥディオ:26戦16勝(5KO)6敗4分

     放送:フジテレビNEXT
     解説:川島郭志
     実況:竹下陽平

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           2014年2月22日(土)    中国マカオ ベネチアン・マカオリゾート・コタイアリーナ
                                8回戦
                    日本ミドル級1位   T   K   O   ブラジル ミドル級(ノーランク)
                ○   村田諒太    4回0分43秒    カルロス・ナシメント   ●
                             (三迫) 161 1/2 lbs                          (ブラジル) 160 1/2 lbs

 初回,前に出るナシメントに対し,村田は左に回りながら左ジャブ。早くも左アッパーのボディブローから右ストレートを浴びせてプレスをかける村田。
 高いKO率を誇るナシメントだが,パワフルで重厚な村田の攻撃に押し込まれて後退する場面が目立つ。3回,カウンターの右アッパーがアゴを捉え,ナシメントはぐらついてロープに詰まる。村田は一気に攻勢。右ストレート,左アッパーのボディブローから左フック,右ストレートと畳みかければ,ナシメントはロープ際で崩れるようにダウン(カウント8)。
 4回,村田が怒涛の攻めで試合を終わらせた。右ストレートからぐらつかせて一気にロープを背負わせ,ワンツーの連打を浴びせる。ロープを背にしたナシメントが防戦一方となったところでタウィクーン主審が試合をストップした。

 村田が圧巻の連打でプロ入り3連勝を飾った。パワーはもちろんだが,上下への打ち分けが見事。強烈なボディブローを織り交ぜた攻撃は重量感に溢れており,世界に十分通用する。課題は攻め込まれたときやスピードのある相手への対処だろう。今のところは対戦相手に物足りなさを感じるが,当面はこの路線でしっかり経験を積むことが大事。
 ナシメントは黒人の右ファイタータイプ。主武器の左右フックはパンチ力があるが,スピードはない。村田の固いガードに阻まれ,逆にパワーで押し込まれる場面が目立った。

3回までの採点 村田 ナシメント
主審:サエワン・タウィクーン(タイ) *** ***
副審:サルベン・ラグンバイ(比国) 30 26
副審:スラット・ソイクラチャン(タイ) 30 26
副審:エドガー・オラロ(比国) 30 26
参考:MAOMIE 30 26


     ○村田:3戦3勝(3KO)
     ●ナシメント:32戦28勝(22KO)4敗

     放送:フジテレビ
     解説:西岡利晃     ゲスト:香川照之
     実況:竹下陽平

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              2014年2月22日(土)    中国マカオ ベネチアン・マカオリゾート・コタイアリーナ
                                  8回戦
                   比国フェザー級(ノーランク)   K      O   WBA世界フェザー級2位
                ○   マルビン・ソンソナ    3回1分17秒    下田昭文   ●
                       (比国) 125 1/2 lbs                            (帝拳) 125 3/4 lbs
                                                    WBO世界S・バンタム級11位

 同型のサウスポー同士の対戦。初回,ガードを固めた下田が左ストレート,フックで積極的に出る。ガードを低くしたソンソナは誘うように下がり,左ストレート,フックのカウンターを狙う。
 2回,前に出て左ストレート,ボディに左右フックを放つ下田。ソンソナは左右に動きながら,ときおり左アッパーのカウンターを狙う。
 3回は下田にとって悪夢のラウンドになった。下田は前に出るが,目と勘に優れるソンソナにはパンチが当たらない。誘うようにニュートラルコーナーに下がるソンソナ。ここで下田のガードが開いた瞬間を見逃さず,待ってましたと言わんばかりのタイミングで左アッパーを一閃。前のラウンドから狙っていたパンチだ。これをアゴに受けた下田はストンと腰から落ち,後頭部をキャンバスに打ちつけて仰向けにダウン。タップダソン主審はカウントの途中でKOを宣告した。

 世界王座返り咲きを目指す下田にとって,痛恨のKO負けとなった。2回までは積極的な仕掛けを見せていたが,一瞬の隙を突かれた。2回からソンソナが左アッパーを狙う素振りを見せていたが,誘いに乗って攻め込んだところでまともに食ってしまった。世界再挑戦は振り出しに戻らざるを得ないだろう。
 ソンソナは元WBO世界スーパーフライ級王者。サウスポーのボクサーファイターで,目と勘の良さが光る。相手の動きを良く見てかわし,カウンターを狙う。下田を沈めた左アッパーは絶妙なタイミングだった。

     主審:ダンレックス・タップダソン(比国),副審:パトリシア・モース・ジャーマン(米国)&サエワン・タウィクーン(タイ)&スラット・ソイクラチャン(タイ)
     ○ソンソナ:20戦18勝(15KO)1敗1分     ●下田:34戦28勝(12KO)4敗2分
     放送:YOUTUBE     解説:なし     実況:なし

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