熱戦譜〜2011年5月の試合から


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試合日 試合 結果
2011.05.07  WBA世界バンタム級
 タイトルマッチ12回戦
 亀田興毅  TKO11回終了  ダニエル・ディアス
2011.05.07  東洋太平洋スーパーフェザー級
 タイトルマッチ12回戦
 ロナルド・ポンティージャス  TKO1R  仲村正男
2011.05.07 10回戦  亀田和毅  判定  ネイサン・ボルシオ
2011.05.08  WBC女子世界ライトフライ級
 タイトルマッチ10回戦
 富樫直美  TKO5R  ジュジース・ナガワ
2011.05.08  WBC女子世界アトム級
 タイトルマッチ10回戦
 小関桃  TKO5R  クリカノック・アイランドムエタイ
2011.05.08  WBC女子世界ミニフライ級
 タイトルマッチ10回戦
 藤岡奈穂子  TKO8R終了  アナベル・オルティス
2011.05.08  東洋太平洋女子ライトフライ級
 王座決定10回戦
 柴田直子  9R負傷判定  江畑佳代子
2011.05.08 6回戦  石川範子  判定  稲元真理

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                  2011年5月7日(土)    大阪府立体育会館第1競技場
                      WBA世界バンタム級タイトルマッチ12回戦
                     チャンピオン     T  K  O   挑戦者(同級14位)
                ○   亀田興毅    11回終了    ダニエル・ディアス   ●
                         (亀田) 118 lbs                  (ニカラグア) 117 1/4 lbs

 長身のディアスは右ストレートを打つが,スピードがない。亀田は左ストレート,フックを放って前に出る。
 3回,今度はディアスが右ストレート,フックを打ち下ろして攻める。さらに右フックをボディに。4回,ディアスはバッティングで右目上をカットするが,右アッパー,フックから右ストレートを放つ。
 5回は亀田。左アッパーのボディブローから左ストレートを放ってプレッシャーをかけるが,足が動かず攻撃がつながらない。6回,ディアスの右アッパーに次ぐ左アッパーが亀田の顔面に決まる。後半には亀田が左ストレートのボディブローから連打を浴びせて攻勢に出た。
 7回,今度はディアスが攻勢に出る。亀田の入り際に右アッパーがヒット。ここから左右フック,アッパーを繰り出して迫るディアス。亀田の左ストレートでわずかにディアスの腰が落ちるが,この回は亀田がやや打ち込まれた印象。
 8回終盤,プッシングでバランスを崩したところに亀田の左ストレートが軽くヒットし,ディアスは腰から落ちてダウンを取られた(カウント8)。ほとんどダメージがなく,スリップダウンとしてもいいほどだった。
 終盤は疲れが見えるディアスに対し,亀田がボディ攻撃で押す。11回,左ストレートでぐらついたディアスに対して,亀田攻勢。クリンチで逃れるが,動きが鈍る。結局11回終了後にダメージを見たネルソン主審が試合をストップした。

 一向に盛り上がらない凡戦の末,亀田が初防衛に成功。
 拙戦の原因はKOを意識して手数が少なかったこと。足が動かず,出入りに乏しかったため,詰め切れなかった。地元・大阪での防衛戦で何としてもKOが欲しい亀田。確実に倒せる相手を物色した末に呼んだのだろうが,最後はお情けでストップしてもらった印象が強い。このレベルの相手を倒し切れなかったことは決め手不足を指摘されても仕方ないだろう。もう少し骨のある相手とやらなければ,到底ファンの支持を得られまい。対立するWBC・WBOのベルトを保持するノニト・ドネア(比国)とは比べようがない。
 『強い相手から逃げ続けた口だけ達者な浪速の逃犬』という評価は,引退してしまえば覆せない。いくら金が儲かっても目の肥えたファンからはまともに扱ってもらえず,引退してから後悔するだけだろう。そうなってからでは遅いはず。今ここで勇気を持ってやらずにいつやるというのか。ジョフレ,メデル,原田,オリバレス,サラテ,サモラ,ピントール・・・・・バンタム級の歴史を彩った英雄たちを思い,その志の低さに溜息が出るばかりである。
 ディアスは174cmという長身の右ボクサーファイター。長いリーチから右ストレート,フックあるいは右アッパーを放つが,スピードがなく動きが鈍い。おまけに1年ぶりのリングとあっては勝てる要素は皆無に近かったと言える。

11回までの採点 亀田 ディアス
主審:マーク・ネルソン(米国) *** ***
副審:レビ・マルチネス(米国) 108 100
副審:トム・ミラー(米国) 107 101
副審:デイブ・パリス(米国) 107 101
参考:MAOMIE 107 101


     ○亀田:26戦25勝(16KO)1敗
     ●ディアス:21戦18勝(13KO)3敗

     放送:TBS&TBSチャンネル
     解説:鬼塚勝也&佐藤修
     実況:土井敏之

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                      2011年5月7日(土)    大阪府立体育会館第1競技場
                       東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦
                     挑戦者(同級1位)      T   K  O     チャンピオン
              ○   ロナルド・ポンティージャス    1回1分01秒    仲村正男   ●
                           (比国) 130 lbs                          (仲里ATSUMI) 130 lbs
                     比国S・フェザー級チャンピオン                       WBA7位

 右の仲村,左のポンティージャス。ともに小刻みで軽快な動きを見せ,ロングレンジからのジャブで牽制する。開始ゴングからわずか25秒,ポンティージャスが右ジャブから思い切り踏み込んで放ったワンツーの左ストレートが絶妙なタイミングでアゴを捉える。この一発で仲村はガクンと右膝を折り,腰から落ちてダウン(カウント8)。立ち上がったが,ダメージは明らか。右ストレートで流れを引き戻そうとするが,最初のダウンと全く同じロングレンジからのワンツーがまともにアゴに炸裂。仲村は弾き飛ばされてキャンバスに横転。プラヤドサブ主審がカウントの途中でストップするのと同時にタオルが投入された。仰向けに倒れた仲村は担架で運び出された。

 仲村は初防衛に失敗。初めての敗戦が痛烈なTKO負けとなった。緊張からか動きに硬さが見られ,正面に立ってガードが下がったところにまともにパンチをもらってしまった。12連続KO勝ちという快進撃を続けていたが,キャリア不足は否めない。広めのスタンスから打ち込む右ストレート,左フックにKOの威力がある。捲土重来を期待する。
 初来日のポンティージャスはサウスポーのボクサーファイター。ロングレンジから思い切り踏み込んで放つ左ストレートに一発がある。このパンチはあり得ないほどの遠い距離からグンと伸びてくる。恐い相手である。

     主審:ピニット・プラヤドサブ(タイ),副審:ビニー・マーチン&ビルジリオ・ガルシア(比国)
     ○ポンティージャス:18戦12勝(6KO)3敗3分     ●仲村:13戦12勝(12KO)1敗
     放送:TBSチャンネル     解説:鬼塚勝也     ゲスト:井岡一翔     実況:新夕悦男

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                 2011年5月7日(土)    大阪府立体育会館第1競技場
                              10回戦
                  WBA世界バンタム級8位         比国S・フライ級6位
                ○   亀田和毅    判 定    ネイサン・ボルシオ   ●
                       (亀田) 119 1/4 lbs               (比国) 119 3/4 lbs
                       WBC10位

 ともに左ジャブによる探り合いから立ち上がる。亀田は左フックをボディに。ボルシオも左右フックをボディに連打する。
 2回,亀田の左アッパーのボディブローでボルシオの膝が折れかかる。亀田はさらにワンツーからボディに左右フックを見舞う。4回,右ストレートのカウンターでぐらつくボルシオ。5回には亀田が左右フック,左アッパーのボディブローで押す。ボルシオも低い姿勢からボディ連打で応戦。
 6回,亀田は左アッパーのボディブローを連発。さらに右ストレートから攻勢に出る。7回序盤,亀田は右ストレートからラッシュ。
 終盤は手数で亀田がリードを広げたが,パンチにウェイトが乗っておらず,単調な攻撃も災いして盛り上がらないまま終了ゴングを聞いた。

 亀田が無傷の19連勝を飾ったが,一向に盛り上がらない凡戦。フルマークの圧勝だが,手打ちのパンチで決め手に欠けた。手数で圧倒しながらも攻め切れず,未熟さを露呈した。世界云々を口にする前に,日本ランカー上位との対戦が先だろう。
 ボルシオは右ボクサーファイター。パンチ力はないが,柔軟な体から繰り出す左ジャブ,上下への左右フックを得意としている。ウィービング,ダッキングで相手のパンチをかわしながら打ち返してくる。

採点結果 亀田 ボルシオ
主審:ビニー・マーチン *** ***
副審:北村信行 100 90
副審:半田隆基 100 91
副審:野田昌宏 100 90
参考:MAOMIE 100 91


     ○亀田:19戦19勝(12KO)
     ●ボルシオ:14戦10勝(4KO)3敗1分

     放送:TBS&TBSチャンネル
     解説:鬼塚勝也&佐藤修
     実況:伊藤隆佑

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                         2011年5月8日(日)    後楽園ホール
                      WBC女子世界ライトフライ級タイトルマッチ10回戦
                     チャンピオン     T   K   O    挑戦者(同級11位)
                ○   富樫直美    5回1分32秒    ジュジース・ナガワ   ●
                        (ワタナベ) 108 lbs                       (比国) 106 3/4 lbs

 立ち上がりから富樫がサ−クリングしながら積極的に左ジャブを突いて試合を作る。2回に入ると,前に出るナガワに右アッパーを合わせ始めた。
 3回,バッティングで一時中断するが,富樫の優勢は変わらない。左ジャブから出バナに右アッパー,ストレートを決める。
 4回,左ジャブを多用してサークリングしながらナガワの出バナに右アッパーを合わせる富樫。左アッパーでレバーを抉られたナガワは背を向けて青コーナーに戻り,しゃがみ込んでしまう。有効打であればダウンを宣告すべき場面であるし,ローブローであれば試合を中断してナガワに休息のための時間を与えるべき場面。しかし,中村主審は曖昧な態度に終始した。
 5回,なおも富樫の攻撃が続く。左ジャブから右アッパー,ストレートで的確にクリーンヒットを奪う富樫。ワンツーの連打でロープに詰める。顔面への右ストレートで背を向けようとするナガワに対し,青コーナーに詰めて容赦ない連打を浴びせる富樫。ワンツーが決まったところで中村主審が試合をストップした。

 2年ぶりに後楽園に登場した富樫が見事なTKOで6度目の防衛を飾った。左へのサークリングから左ジャブを多用した積極的な試合運びが光る。相手の動きを読み,2回からは出バナに合わせる右アッパーを織り交ぜていたのも特筆すべき点。防衛を重ねるごとに重厚感が増し,リングを広く使う攻撃が目についた。助産師と言う責任ある仕事との両立を見事に果たしているのは立派の一語に尽きる。他の模範として非常に大きな存在と言えるだろう。人間的な厚みを感じさせ,発信力という面からも日本女子ボクシング界の第一人者としての貫禄十分。今後の活躍に期待したい。
 ナガワは小柄な右ファイタータイプで右ストレートを得意としている。積極的な姿勢を見せていたが,富樫に動かれたこと,先に打たれたことによって後手に回った。4回にボディへの左アッパーでしゃがみ込んでしまい,これで戦意を失った印象が強い。

4回までの採点 富樫 ナガワ
主審:中村勝彦 *** ***
副審:クレッグ・メトカルフェ(カナダ) 40−36
39−37
40−36
副審:申京下(韓国)
副審:ヘラシオ・ペレス(メキシコ)
参考:MAOMIE 40 36

     ○富樫:9戦8勝(4KO)1分
     ●ナガワ:20戦9勝(5KO)10敗1分

     放送:スカイA
     解説:今岡武雄&多田悦子
     実況:河路直樹

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                        2011年5月8日(日)    後楽園ホール
                      WBC女子世界アトム級タイトルマッチ10回戦
                     チャンピオン    T   K   O     挑戦者(同級13位)
                ○   小関 桃    5回1分15秒   クリカノック・アイランドムエタイ   ●
                        (青木) 101 3/4 lbs                     (比国) 100 3/4 lbs

 初回,クリカノックは左ジャブから右ストレートを伸ばして前に出るが,小関は小気味良い動きから右フック,ワンツーを放つ。小関の左ストレートがヒット。
 2回に入ると両者の力の差が明白になった。左ストレートでのけぞるクリカノック。鼻から出血し,早くも口で呼吸を始めたクリカノックは足が止まり,被弾が目立つ。
 3・4回,出バナに小関の左ストレート,右フックが面白いように決まる。
 5回,ワンサイドゲームの様相。左ストレート,右フックの連打で棒立ちとなるクリカノック。再び連打でよろめき,後退したところでペレス主審が試合をストップした。

 小関,圧勝で6度目の防衛に成功。上体が良く動き,左ストレート,右フックのショート連打が回転した。課題はさらなるパワーアップか。打ち抜くようなパンチが出るようになればKO,TKOがさらに増えるだろう。
 クリカノックは右ファイタータイプ。ベタ足でスピードはないが,思い切り良く放つ右ストレートに威力がある。しかし,上体の動きがなく,小関の左ストレートの標的になってしまった。2回に鼻から出血してから急速に動きが鈍った。

4回までの採点 小関 クリカノック
主審:ヘラシオ・ペレス(メキシコ) *** ***
副審:安部和夫 40 36
副審:申京下(韓国) 40 36
副審:クレッグ・メトカルフェ(カナダ) 40 36
参考:MAOMIE 40 36


     ○小関:9戦8勝(3KO)1分
     ●クリカノック:8戦6勝(4KO)1敗1分

     放送:スカイA
     解説:今岡武雄&多田悦子
     実況:西達彦

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                     2011年5月8日(日)    後楽園ホール
                   WBC女子世界ミニフライ級タイトルマッチ10回戦
                  挑戦者(同級3位)   T K O      チャンピオン
              ○   藤岡奈穂子    8回終了    アナベル・オルティス   ●
                    (竹原慎二&畑山隆則) 105 lbs               (メキシコ) 105 lbs
                   東洋太平洋女子ミニフライ級チャンピオン

 序盤はオルティスのペースで進んだ。鋭い眼光で藤岡の動きを見極め,右ストレート。間合いを取るようにサークリングしながら左ジャブを放つオルティス。
 しかし,4回に入ると藤岡が強引な攻撃を仕掛ける。右アッパーに合わせた藤岡の右ストレートでオルティスのアゴが上がる場面が見られた。
 5回,藤岡が一気に流れを引き寄せた。ロープに下がるところに藤岡の左フックに続くワンツーが決まり,オルティスは崩れるようにダウン。
 中盤以降は藤岡の積極的な攻撃に,キャリアで勝るオルティスが余裕を失う。バッティングで露骨に痛がるなど,消極的な面も見せた。
 7回,左フックをアゴに受けたオルティスの体が半回転する場面が見られた。
 8回,藤岡の動きにリズムが出る。オルティスは大きな左右フックを振るが,終了間際,ニュートラルコーナーに下がったところに右ストレートが直撃。このパンチでオルティスは右膝を折るように倒れた。試合を決定づける痛烈なダウンシーンだった。オルティスは立ち上がったところでゴングに救われたが,膝を痛めて続行不能に陥り,ここで試合がストップされた。

 藤岡は初挑戦で悲願の世界タイトル奪取に成功。強豪の誉れ高く知名度もあるオルティスから2度のダウンを奪う堂々たる勝ちっぷりである。序盤こそ攻撃がやや上滑りしたが,5回にダウンを奪ってからは完全に自分のリズムを掴んだ。変則的で好戦的な右ファイタータイプで右ストレート,左フックに威力がある。終始攻撃の姿勢を崩さなかったこと,フォローのパンチが良く出たことが勝因。楽しみな新王者の誕生である。
 オルティスは2度目の防衛に失敗。間合いを取り,サークリングしながら左ジャブを出すクレバーな右ボクサーファイター。しかし,藤岡の強引な攻撃に途中から弱気な面を見せた。

8回までの採点 藤岡 オルティス
主審:申京下(韓国) *** ***
副審:福地勇治 78 72
副審:クレッグ・メトカルフェ(カナダ) 78 72
副審:ヘラシオ・ペレス(メキシコ) 78 72
参考:MAOMIE 78 73


     ○藤岡:6戦6勝(4KO)
     ●オルティス:15戦13勝(5KO)2敗

     放送:スカイA
     解説:風神ライカ&藤村幸代
     実況:河路直樹

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                           2011年5月8日(日)    後楽園ホール
                       東洋太平洋女子ライトフライ級王座決定10回戦
                東洋太平洋女子L・フライ級1位     負 傷 判 定    東洋太平洋女子L・フライ級3位
                ○   柴田直子        9回1分00秒     江畑佳代子   ●
                       (ワールドスポーツ) 108 lbs                           (ワタナベ) 108 lbs

 序盤から同型の右ボクサーファイター同士の激しい主導権争いが展開された。2回に入ると柴田が流れを掴む。江端は左右に動いて右ストレート,ボディへの左アッパーを打つが,柴田は左右アッパーをボディに連打して攻勢に出る。
 中盤にかけては柴田が左右アッパーのボディ攻撃,右ストレートでプレッシャーを強める。この辺から柴田が攻勢をかけ,江畑がサークリングしながら迎え撃つという流れが固まり始めた。
 江畑は手数を多くして挽回を図るが,6回,柴田は良く見て接近戦でボディ攻撃から右ストレートでプレッシャーを強める。左目上が腫れている柴田だが,主導権を握ったまま試合を進める。
 7回,柴田は左目上の腫れでドクターチェックを受けるが,左右アッパー,右ストレートの連打で上回る。柴田は8回にもドクターチェックを受ける。
 9回は江畑が手数でやや上回ったが,柴田の左目上の腫れが進み,この試合3度目のドクターチェックのために中断。結局試合続行不能とされ,ここで試合がストップとなった。

 旺盛な手数を売り物にする両者による小気味良くキビキビとした好ファイト。
 初めてのタイトル獲得となった柴田は右ボクサーファイターで左右アッパーのボディブロー,右ストレート,左フックなどのコンビネーションが特徴。江畑の動きを冷静に見極め,接近戦での連打で終始リードした。クレバーな試合運びが光った。
 江畑も右ボクサーファイター。豊富な練習量を物語るように,最後まで足が止まらなかったのは立派である。接近戦のうまさで一歩及ばなかったことが敗因。

9回までの採点 柴田 江畑
主審:山田一公 *** ***
副審:土屋末広 89 83
副審:安部和夫 87 85
副審:福地勇治 88 84
参考:MAOMIE 88 84


     ○柴田:8戦7勝(3KO)1敗
     ●江畑:6戦2勝(2KO)4敗

     放送:スカイA
     解説:今岡武雄&風神ライカ
     実況:西達彦

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                       2011年5月8日(日)    後楽園ホール
                                6回戦
                東洋太平洋女子バンタム級4位        東洋太平洋女子バンタム級8位
                ○   石川範子      判 定      稲元真理   ●
                       (イマオカ) 113 3/4 lbs                  (熊谷コサカ) 115 lbs

 ともにサークリングしながら左ジャブを突いて出方を窺う展開。
 2回,石川は左ジャブから接近戦に持ち込んでボディへの左右アッパーを連打。3回,接近戦を狙う石川に対して稲元は的を絞らせずに右ストレートを放つが,後半には石川が右ストレート,左フックを浴びせてリードを維持する。
 4回は稲元が良い流れを作る。思うように手が出ない石川に対し,稲元は足を使って前進をかわしながら先手でパンチを放ってリード。終了間際には石川も右アッパーをヒット。
 5回,石川は前に出るが,稲元は良く動いて左ジャブを伸ばし,出バナにワンツーをクリーンヒット。石川も右ストレートのカウンターを返すが,自分のリズムで戦っているのは稲元の方。
 互角で迎えた6回の攻防が勝負を分けた。良く動いて左ジャブから右ストレートを伸ばす稲元。しかし,前に出て細かい左右フックを浴びせた石川がわずかにリードした。

 実力が伯仲した中堅同士の好ファイト。
 石川は右ボクサーファイターで左ジャブを突きながら接近戦を挑み,左右アッパーのボディブロー,右ストレートを浴びせる。バランスの良さが長所だが,打ち合いになると正面に立ってしまう欠点も見え隠れする。膝を柔軟に使うようにすると良いだろう
 稲元は右ボクサータイプで軽快なフットワークが特徴。左ジャブを突きながら間合いを保ち,相手の出バナに右ストレートを放つ。なかなかクレバーな試合運びを見せる。最後まで足が止まらなかったのは豊富な練習量の賜物だろう。しかし,無駄な動きも見られることが今後の課題。

採点結果 石川 稲元
主審:土屋末広 *** ***
副審:福地勇治 57 58
副審:安部和夫 59 56
副審:山田一公 58 57
参考:MAOMIE 58 57


     ○石川:6戦5勝(1KO)1敗
     ●稲元:7戦3勝4敗

     放送:スカイA
     解説:風神ライカ
     実況:河路直樹

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