熱戦譜〜2008年10月の試合から


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試合日 試合 結果
2008.10.04  日本スーパーバンタム級
 タイトルマッチ10回戦
 三浦数馬  8R負傷判定  下田昭文
2008.10.04  日本フェザー級
 王座決定10回戦
 松田直樹  TKO5R  澤永真佐樹
2008.10.04 8回戦  山中慎介  判定  サラゴサ上間
2008.10.04 6回戦  カルロス・リナレス  KO1R  デディ・スワンダナ
2008.10.12 10回戦  サーシャ・バクティン  判定  ヘルソン・ゲレーロ
2008.10.13  東洋太平洋スーパーミドル級
 王座統一12回戦
 清田祐三  TKO2R  ウェイン・パーカー・ジュニア
2008.10.16  WBC世界バンタム級
 タイトルマッチ12回戦
 長谷川穂積  TKO2R  アレハンドロ・バルデス
2008.10.16  WBC世界フェザー級
 タイトルマッチ12回戦
 オスカー・ラリオス  判定  粟生隆寛
2008.10.18  東洋太平洋フェザー級
 王座決定12回戦
 細野 悟  判定  真教杉田
10 2008.10.18 10回戦  翁長吾央  KO2R  ユーチ・ウアサンパン
11 2008.10.18 8回戦  岡田誠一  5R負傷判定  松村浩太郎
12 2008.10.18 8回戦  八重樫 東  判定  須田拓弥
13 2008.10.18 8回戦  上間大貴  KO1R  キャプテン・シッスーイ
14 2008.10.24  WBA世界フェザー級
 タイトルマッチ12回戦
 クリス・ジョン  判定  榎 洋之

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                       2008年10月4日(土)    後楽園ホール
                     日本スーパーバンタム級タイトルマッチ10回戦
                  挑戦者(同級4位)    負傷判定     チャンピオン
               ○   三浦数馬     8回38秒    下田昭文   ●
                       (ドリーム) 122 lbs                  (帝拳) 121 3/4 lbs
                                         WBA4位,WBC7位

 積極的に打って出る下田だが,やや気負いが見られた。一方の三浦は冷静に間合いを取り,右ストレートあるいは左ジャブからの右アッパーで2・3回をリード。下田は早くも右目下を腫らし,カッとなって振りが大きくなった。
 4回,下田は三浦の右ストレートに苦しみながらも後半に左ストレート,フックを浴びせて攻勢。三浦はクリンチに逃れる。
 5回は三浦。右ストレートで大きくのけぞった下田がロープを背にする場面が見られた。
 6回,バッティングで三浦が左目上の眉間に近い部分をカットしてドクターチェックを受ける。これは予想以上に深い傷であり,試合は負傷判定を視野に入れて緊迫した展開になった。7回,再びドクターチェックを受けた三浦は下田の左ストレートをボディに受けて急に動きが鈍る。チャンスと見た下田は左右アッパーをボディに集めて攻勢。三浦はこのピンチをクリンチに逃れた。
 8回,バッティングで左目上に新たな傷を作った三浦はまたもやドクターチェック。これが続行不能とされ,試合がストップされた。

 初挑戦でタイトル奪取となった三浦はアマチュア出身(弘前実→東洋大)の右ボクサータイプ。やや半身に構えて右足を引いた広いスタンスで十分に間合いを取り,左ジャブから右ストレートを打ち込むのが得意の攻撃パターン。そのバリエーションは豊富ではないが,懐が深くて相手にとってはやりにくいタイプである。スピードがあり,目と勘の良さが光る。ただし,アゴが上がる悪い癖が見られる。これは矯正すべきだろう。
 下田は4度目の防衛に失敗。懐が深い三浦に思うような攻撃ができず,冷静さを失ってしまったことが敗因。そこにタイミングの良いパンチを受けてますます焦りの度合いを増した。7回にボディ攻撃で主導権を奪回し,これからという矢先に相手の負傷による無念の陥落となった。溢れるほどの才能に恵まれているが,ここまでは才能だけで突き進んだ面がある。挫折から立ち直った経験によって本物になるはず。ぜひ今夜の敗戦を糧にして欲しい。

8回までの採点 三浦 下田
主審:浦谷信彰 *** ***
副審:葛城明彦 77 76
副審:ウクリッド・サラサス 76 77
副審:杉山利夫 77 76
参考:MAOMIE 77 77


     ○三浦:14戦12勝(5KO)2分
     ●下田:20戦18勝(8KO)2敗

     放送:G+
     解説:ファイティング原田&浜田剛史
     実況:高橋雄一

※ 三浦が偶然のバッティングで負った傷によって8回途中に試合続行不能となったため,当該の8回を含む採点で勝敗を決する。

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                        2008年10月4日(土)    後楽園ホール
                         日本フェザー級王座決定10回戦
                 WBC世界フェザー級12位   T   K   O   日本フェザー級1位
               ○   松田直樹       5回1分20秒    澤永真佐樹   ●
                       (帝拳) 126 lbs                           (赤城) 126 lbs

 序盤からスリリングな展開になった。2回,松田は右ストレートのボディブローを放つ。踏み込んで放った大きな右フックがアゴを捉え,ぐらつく澤永。しかし,後半には澤永も負けずに左フックをヒットして松田をぐらつかせる。
 3回,澤永の左フックがアゴをかすめると今度は松田の腰が落ちてピンチ。しかし,必死にクリンチで逃れた松田は終盤に右ストレート,左フックで澤永を後退させた。試合は両者ともに一歩も譲らないシーソーゲームになった。
 4回終盤には松田が右ストレートから返した得意の左フックがアゴに決まり,澤永が大きくぐらついてバランスを崩す。
 そして5回,松田が鮮やかに勝負を決めた。クリンチからの離れ際,澤永が気を抜いた瞬間だった。松田の右ストレートを浴びた澤永が後退する。チャンスと見た松田は一気に攻め込む。右ストレート,左フックのラッシュに晒された澤永はニュートラルコーナーで腰から崩れるようにダウン。何とか再開に応じたものの,松田の連打で防戦一方に陥ったところでマーチン主審が試合をストップした。

 ベテラン同士の駆け引きあり,火の出るような強打の応酬あり・・・・・まさに王座決定戦の名にふさわしい熱戦である。
 32歳・15年目の松田はコーエイ工業小田原ジムから帝拳への移籍を経験するなどの苦労を重ねた末の悲願のタイトル獲得。A級トーナメント(ビータイト大会)優勝や敵地で元世界王者ルディ・ロペス(メキシコ)を沈めるなどの実績を持つが,ここまではタイトルとは無縁だった。右ファイタータイプで右ストレート,左フックに威力がある。今夜は澤永の左ストレートで再三ぐらつくなど苦しんだ面はあるが,右から切り返す左フックという得意のコンビネーションブローで勝負を決めた。やや正面から行く傾向があるが,これは今後の課題である。32歳とはいえ,左右から揺さぶることができればさらに上を狙うことも可能である。
 澤永はサウスポーのボクサーファイター。バランスが良く,パンチがスムーズに出ることが長所。左ストレート,フックに威力がある。松田の打ち気を逸らし,うまくカウンターを合わせるなど随所に33歳というベテランの味を出した。敗れたが,ぜひ巻き返して再挑戦を狙って欲しい。

4回までの採点 松田 澤永
主審:ビニー・マーチン *** ***
副審:杉山利夫 39 37
副審:浦谷信彰 40 37
副審:安部和夫 40 37
参考:MAOMIE 38 38


     ○松田:41戦29勝(12KO)8敗3分1無効試合
     ●澤永:34戦22勝(9KO)8敗4分

     放送:G+
     解説:浜田剛史&セレス小林
     実況:鈴木健

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                      2008年10月4日(土)    後楽園ホール
                               8回戦
                   日本S・フライ級8位          日本バンタム級8位
                ○   山中慎介     判 定   サラゴサ上間   ●
                       (帝拳) 119 1/4 lbs             (沖縄ワールドリング) 118 1/2 lbs

 左の山中,右の上間という対照的な顔合わせ。
 3回,変則的な動きで攻め込む上間に手を焼く山中だが,ようやくパンチのタイミングが合ってきた。右フック,左ストレートのカウンターがヒット。バッティングで右目尻をカットした上間はドクターチェックを受ける。終了間際の打ち合いで山中の左ストレートがアゴに決まり,思わず尻餅をつく上間。葛城主審はノックダウンとしてカウントを取ったが,これは3回終了後にスリップダウンと訂正された。
 気ばかり焦ってミスブローを繰り返す上間に対し,山中は5回,入り際に右からの左ストレートのカウンターでダウンを奪った。
 尻上がりにパンチの精度を上げた山中は8回終了間際,右をミスしてバランスを崩したところに左ストレートから右フックをフォローしてこの試合2度目のダウンを奪った。

 アマ出身のホープ山中が大差の判定でやりにくい上間を降した。サウスポーのボクサーファイターでタイミングの良い左ストレートのカウンターを得意としている。しかし,変則の上間に手を焼く場面が多く,課題を残す結果となった。カウンターに依存して待ちのボクシングになり,相手のペースに合わせてしまったことが苦戦の原因である。もう少し自分から攻め,その中でカウンターを決められるようになれば上位を狙える実力は十分に備えている。
 上間は右ファイタータイプで右ストレートを武器としている。やや荒っぽく変則的に攻め込む攻撃スタイルが特徴。タフでしぶとく,相手にとってはやりにくいタイプである。しかし,右ストレート一本槍で飛び込むだけの単調な攻撃が目立つ。おまけに右を振って入るときに右足も同時に前に出てしまうため,次の攻撃が続かないことが最大の欠点である。
 3回終了間際に山中の左ストレートで上間が尻餅をついた場面における葛城主審のレフェリングには非常に問題がある。右手を低い位置で振ってスリップダウンを宣告しているように見えて,実はそのままカウントを開始している。これは非常に不可解な動作と言わざるを得ない。結局ラウンド終了後にスリップダウンに訂正されたが,一旦下った判定を覆すことはあってはならないはず。二重のミスであり,一歩間違えば紛糾しかねないケースである。ノックダウンにしてもスリップダウンにしても,ジェスチュアを明白にする必要があるだろう。

採点結果 山中 上間
主審:葛城明彦 *** ***
副審:安部和夫 79 71
副審:ウクリッド・サラサス 80 71
副審:ビニー・マーチン 80 73
参考:MAOMIE 80 71


     ○山中:8戦6勝(2KO)2分
     ●上間:19戦11勝(4KO)4敗4分

     放送:G+
     解説:セレス小林
     実況:中野謙吾

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                           2008年10月4日(土)    後楽園ホール
                                    6回戦
                  ベネズエラ ミドル級(ノーランク)   K      O    インドネシア ミドル級6位
                ○   カルロス・リナレス      1回1分18秒    デディ・スワンダナ   ●
                       (帝拳) 158 3/4 lbs                           (インドネシア) 157 1/4 lbs

 上背で劣るスワンダナが開始ゴングと同時に前に出る。伸び上がるように右フックを放つが,届かない。リナレスは左右アッパーのボディブロー,右ストレートで早くも攻勢。スワンダナにロープを背負わせて弛んだボディを叩く。さらに,右ストレートからガラ空きのレバーに左アッパーをグサリ。ロープ際でたまらず崩れ落ちたスワンダナはあえなくカウントアウトされた。

 リナレス弟が圧勝。相手の不甲斐なさもあったが,4月に呉必勝(韓国)に喫した惨敗からの再起戦としてはまずまずの試合内容である。長身で右ストレート,ボディへの左右アッパーに威力がある。19歳と若いので,まずは相手を吟味しながら徐々に経験を積むことだろう。
 3分もたずに沈んだスワンダナは右ファイタータイプ。ベタ足でスピードがなく,しっかり調整したリナレスの敵ではない。インドネシア6位という触込みだったが,腹がダブつき,調整不足は明白。案の定,その腹にパンチを集められて呆気なく沈んだ。不甲斐なさばかりが目立った。

     主審:杉山利夫,副審:浦谷信彰&ウクリッド・サラサス&葛城明彦
     ○リナレス:4戦3勝(3KO)1敗     ●スワンダナ:10戦3勝6敗1分
     放送:G+     解説:なし     実況:中野謙吾

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                       2008年10月12日(日)    後楽園ホール
                               10回戦
                   WBA世界バンタム級3位       WBC世界S・フライ級13位
                ○  サーシャ・バクティン   判 定   ヘルソン・ゲレーロ  ●
                       (協栄) 118 lbs                   (メキシコ) 117 lbs
                             WBC6位

 初回からサーシャがフェイントをかけながら矢のような左ジャブを多用して主導権を握った。2回,ゲレーロは接近を試みるが,サーシャの左ジャブ,右ストレートに阻まれた。ゲレーロの左フックは届かない。
 6回,マイペースで試合を進めるサーシャ。7回には右ストレートから左ジャブという逆ワンツー,さらに右アッパーのボディブローを浴びせる。
 8回,うるさい左ジャブで中に入れないゲレーロ。サーシャは鋭いパンチを浴びせてゲレーロにロープを背負わせる。
 9回,ようやくゲレーロの左フックがヒットするが,それ以降はサーシャのワンサイドゲームとなった。終了間際にはサーシャのワンツーがクリーンヒット。
 10回,サーシャの独壇場が続く。

 左ジャブを多用し,鋭いストレート系のパンチで終始ゲレーロを圧倒したサーシャ。相変わらずの高い実力を示した。WBC王者・長谷川穂積(真正)との顔合わせも楽しみである。しかし,ヤマ場のない淡々とした試合になったことも事実。一方的に攻めているのだから,一気に攻め落とす荒々しさが欲しい。実力の割に地味な印象は拭えない。世界挑戦に向けてはアピールすることも必要である。
 ゲレーロは良くまとまった右ファイタータイプ。左フック,左右アッパーを上下に打ち分けるなかなかのテクニシャンである。しかし,今夜はサーシャの左ジャブにコントロールされて完敗を喫した。

採点結果 サーシャ ゲレーロ
主審:ビニー・マーチン *** ***
副審:葛城明彦 100 91
副審:福地勇治 100 91
副審:熊崎広大 99 91
参考:MAOMIE (70) (63)


     ○サーシャ:21戦21勝(9KO)
     ●ゲレーロ:40戦32勝(24KO)8敗

     放送:TBS
     解説:佐藤修
     実況:伊藤隆佑

※ 第1・2・6・7・8・9・10ラウンドのみを放送(MAOMIEの採点は放送されたラウンドのみの集計結果です)。

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                         2008年10月13日(月)    後楽園ホール
                      東洋太平洋スーパーミドル級王座統一12回戦
                     暫定チャンピオン   T   K   O      チャンピオン
                ○   清田祐三     2回1分37秒   ウェイン・パーカー・ジュニア   ●
                       (フラッシュ赤羽) 168 lbs                      (豪州) 165 1/2 lbs

 開始早々から積極的に攻めていきなりワンツーをクリーンヒットさせる清田。右が面白いように決まる。度肝を抜かれたパーカーは早くも防戦一方でコーナーに詰まる。2分30秒過ぎ,左で牽制しておいて右ストレートをアゴにカウンターで決める清田。これでひるんだパーカーは追い打ちのワンツーをアゴに打ち込まれ,ストンと腰から落ちてダウン。立ち上がったパーカーをニュートラルコーナーに釘付けにして猛ラッシュを敢行する清田。ストップしても良い状況だったが,パーカーは辛うじてゴングに救われた。
 2回,清田の攻勢は止まらない。右ストレート,ボディへの左右フックで開始早々から清田が一方的に攻めまくる。右ストレート,左フックでパーカーを青コーナーに釘付けにした清田のラッシュが続く。ここでマクタビッシュ主審がストップした。

 清田が見事なTKOで王座を統一した。ワンツーを主武器とする右ファイタータイプ。開始早々から正規王者パーカーを呑み,つけ入る隙を全く与えない圧勝である。何よりも思い切った先制攻撃と右ストレートが切れていたことが勝因。これで晴れて正規王者に”昇格”したが,自信をつければ今後さらに飛躍することも可能である。人材が増えた日本の重量級にまた新しいタレントが出現した。
 パーカーは右ボクサーファイター。今夜は清田の先制攻撃に見舞われ,良いところを出せぬままに完敗を喫した。

     主審:ブルース・マクタビッシュ(比国),副審:カール・ザッピア(豪州)&浅尾和信
     ○清田:19戦16勝(14KO)2敗1分     ●パーカー:9戦7勝(2KO)2敗
     放送:フジテレビ739     解説:川島郭志     実況:森昭一郎

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                 2008年10月16日(木)    国立代々木競技場第一体育館
                      WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦
                     チャンピオン    T   K   O    挑戦者(同級2位)
              ○   長谷川穂積   2回2分41秒   アレハンドロ・バルデス   ●
                       (真正) 118 lbs                        (メキシコ) 117 1/2 lbs

 スピードがあるサウスポー同士の顔合わせ。まずバルデスが鋭い右ジャブを飛ばして牽制する。しかし中盤,左ストレートが流れた瞬間を突いて,長谷川がボディへの左アッパーからすかさず上に左フックを切り返す。バルデスはロープに詰めて攻勢に出るが,長谷川は冷静。
 2回,試合は呆気なく決着がついた。バルデスの出バナにタイミング良くパンチを合わせる長谷川。大きな左フックを振って入ろうとして両足が揃ったところを長谷川は見逃さなかった。ここに左アッパーから左フックを切り返せば,一瞬ぐらついて動きが止まるバルデス。長い右ジャブを伸ばすバルデスに対して,すぐ左ストレートをボディに打ち返す長谷川。さらに軽く左アッパーを突き上げておいて,すかさず放った左ストレートがアゴに命中。ぐらついて泳いだバルデスはフォローの左ストレートを打ち込まれ,ニュートラルコーナーでもんどりう打ってダウン。カウント9で辛うじて立ち上がったバルデスだが,長谷川のラッシュでニュートラルコーナーに後退。ショート連打を浴びたところでグリフィン主審がストップした。

 長谷川,会心のTKOで7度目の防衛に成功。世界戦では初のサウスポーが相手とあって苦戦が懸念されたが,蓋を開けて見ればその上を行くスピードと切れでバルデスを一蹴した。左アッパーからすぐに左フックを切り返すなど,フェイントを駆使した巧みな攻撃が光る。冷静で落ち着きに溢れた盤石の横綱相撲であり,本場ラスベガスへの進出が大いに期待される試合内容だった。
 バルデスは173cmというこのクラスとしては長身で長いリーチを誇る。サウスポーのボクサーファイターで,武器は良く伸びる右ジャブ,フック,左ストレート。この右ジャブを軸にスピーディな攻撃を展開する。しかし,今夜は長谷川の左が良く切れていたこともあり,バルデスが得意とする右ジャブ,フックが出しにくくなったと言える。そのために苦し紛れに左から入ったところに長谷川にフェイントからの左ストレートを合された。

     主審:マイク・グリフィン(カナダ),副審:デュアン・フォード(米国)&ブルース・マクタビッシュ(比国)&ヒューバート・ミン(米国)
     ○長谷川:27戦25勝(9KO)2敗     ●バルデス:25戦21勝(15KO)3敗1分
     放送:日本テレビ     解説:ファイティング原田&飯田覚士     実況:鈴木健

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                  2008年10月16日(木)    国立代々木競技場第一体育館
                      WBC世界フェザー級タイトルマッチ12回戦
                     チャンピオン            挑戦者(同級9位)
               ○   オスカー・ラリオス   判 定    粟生隆寛   ●
                        (メキシコ) 126 lbs                (帝拳) 126 lbs

 初回,粟生は前に出るラリオスに合わせてワンツー,左ストレートをタイミング良く決める。終盤には右アッパーをクリーンヒットするなど,これ以上ない好調な立ち上がりを見せた。
 2回,ペースを握られては拙いと読んだラリオスが左右フック,右ストレートで強引に出た。粟生の右アッパーに右ストレートを合わせるラリオス。粟生も接近してボディ攻撃で応戦し,押し負けていないところを見せた。
 3回,ラリオスはロープに押し込んで強引に左右フックを叩きつけるが,粟生は冷静。終盤にはカウンターの左アッパーがボディに突き刺さり,ラリオスが思わずクリンチに出る
 最大のヤマ場は4回。ロープを背負った粟生はラリオスの出バナに左ストレートを突き,すかさず右フックを返す。これが見事に顔面に炸裂し,ラリオスは大きくよろめいて痛恨のダウン。粟生は足を使ってリズムを取り戻そうとするラリオスを追い込むが,今一歩の詰めを欠いて絶好のKOチャンスを逃した。ラリオスはバッティングで右目上をカット。そのため粟生は5回にWBCルールによって減点1を食った。
 その5回,挽回を狙うラリオスは前に出るが,粟生の右フック,左ストレートが飛ぶ。終了間際,ラリオスの右ストレートに合わせた右フックのカウンターが決まり,ラリオスはガクッと膝を落として再びピンチを迎えた。
 しかし,6回以降は一発で決めようとする意識が強くなった粟生が攻め倦む場面が目立った。一転して足を使い始めたラリオスはリズムを取りながらダメージの回復を待ち,コンスタントな左ジャブ,ワンツーで徐々にポイントを積み重ねる。9回2分過ぎ,ボディブローで動きが鈍り,クリンチに出る粟生。終了間際にはラリオスの右ストレートがクリーンヒット。粟生はやや手数が減る。
 終盤は押し合いのような打激戦が展開される場面が目立った。ラリオスも消耗が激しいが,10回,強引な左右のボディ攻撃で粟生を苦しめる。
 11回は正念場と見た粟生が前に出て右フック,左ストレートで押し気味に進めた。12回,両者ともに消耗が激しいが,最後の力を振り絞るような打ち合いが展開された。

 手に汗握るまさに白熱戦。粟生の大善戦は称賛に値する。全盛期に比べるとラリオスの力が落ちており,勝てる試合をもう一歩のところで逃したという感じを強く持つ。序盤はカウンターが冴えて4回にダウンを奪うなど最高に近い内容。しかし,中盤からは一発で決めようという色気が出たためか,手数が減ってラリオスの立ち直りを許したことが敗因。ラリオスを前に出させて先に打つのは自分・・・・・初回に見せたこの展開をキープできていればと悔やまれる。18戦目でベテラン王者ラリオスをここまで苦しめて12ラウンズを戦った経験は無駄にはならない。今回の惜敗によって,見えたものも多いだろう。必ず次のチャンスがあるはず。
 2度目の防衛に成功したラリオスは粟生の鋭いカウンターに手を焼き,予想外の苦戦だったはず。中盤からアウトボクシングに切り替えてダメージとポイントの挽回を図ったが,このギヤチェンジができることが豊富なキャリアの真髄である。結局は若い粟生とは修羅場を潜り抜けた数の差が出たと言える。かつてのような爆発的なパワーや威圧感はないが,老獪さが十分にそれをカバーしている。

採点結果 ラリオス 粟生
主審:ビック・ドラクリッチ(米国) *** ***
副審:デュアン・フォード(米国) 112 114
副審:デビッド・サザーランド(米国) 115 111
副審:ヒューバート・ミン(米国) 114 112
参考:MAOMIE 114 113


     ○ラリオス:71戦64勝(40KO)6敗1分
     ●粟生:18戦16勝(8KO)1敗1分

     放送:日本テレビ
     解説:飯田覚士&セレス小林
     実況:寺島淳司

※ 偶然のバッティングでラリオスが負傷し,WBCルールにより粟生は第5ラウンドに減点1。

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                       2008年10月18日(土)    後楽園ホール
                      東洋太平洋フェザー級王座決定12回戦
                  東洋太平洋フェザー級2位       東洋太平洋フェザー級6位
                ○   細野 悟      判 定    真教杉田   ●
                       (大橋) 125 3/4 lbs                (畑中) 125 1/2 lbs

 序盤をリードしたのは杉田。よく動いて左ジャブから左右フック,右アッパーを細かく連打する。細野も左フックをヒットするが,単発に終わった。2回には杉田の有効打で細野が左目上をカットするハンデを負った。
 力みが目立つ細野は3回にも動きながら細かく連打を浴びせる杉田に苦しんだ。右ストレートでバランスを崩す細野。ここまでは杉田が完全にリードした。
 しかし,4回に入るとパワーで勝る細野が地力を見せ始めた。左アッパーのボディブローで思わずクリンチに出る杉田。
 5回にはローブローで杉田が減点1を課せられた。6回,細野は右フックをヒット。さらに終了間際には右ストレートを決める。7・8回にもパワフルなパンチで杉田に迫り,細野が主導権を握った。
 9回には逆に杉田が小刻みな左ジャブから接近して左右アッパーを上下に連打して細野を苦しめる。終盤に右フックでバランスを崩す杉田だが,手数で上回った。
 10回は再び細野。下から上への左アッパーに右ストレートをフォローして杉田にロープを背負わせる。11回,ワンツーで杉田を攻め立てる細野。杉田も細かい連打で応戦し,盛り上げた。
 12回,ともに手を出すが,決定的なダメージを与えられないままに終了ゴングを聞いた。

 細野が無傷の13連勝で初のタイトル獲得を果たした。杉田の連打に手を焼いたが,中盤から思い切った攻撃で主導権を握った。右ストレート,左フック,ボディへの左アッパーに一発KOの威力を秘める右ファイタータイプ。しかし,一発で倒そうとする気持ちが先行して力みが目立つことが欠点。うまい相手にかかれば読まれてしまうだろう。フェイントを織り交ぜながら,いかに手数を多くできるかが課題である。
 杉田は右ファイタータイプ。足を使って動きながら小刻みに左ジャブを連打する。接近戦では右アッパー,フックあるいはボディブローなどの細かい連打が出る。細野とは対照的に,力みがなく肩の力を抜いたパンチが打てることが長所。細野のパワーに屈したが,小技を駆使した攻撃が光った。

採点結果 細野 杉田
主審:浦谷信彰 *** ***
副審:ビニー・マーチン 117 111
副審:ウクリッド・サラサス 118 111
副審:杉山利夫 116 111
参考:MAOMIE 116 112


     ○細野:13戦13勝(10KO)
     ●杉田:30戦25勝(16KO)3敗2分

     放送:G+
     解説:葛西裕一
     実況:中野謙吾

※ 第5ラウンドのローブローによる杉田の減点1を含む採点。

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                      2008年10月18日(土)    後楽園ホール
                               10回戦
                   日本フライ級4位   K      O   タイ国フライ級チャンピオン
               ○   翁長吾央    2回2分51秒   ユーチ・ウアサンパン   ●
                      (大橋) 112 1/4 lbs                     (タイ) 111 1/2 lbs

 左の翁長,右のユーチという対照的な両者の顔合わせ。ともに軽いジャブで牽制しながらチャンスを窺う慎重な立ち上がりとなる。
 2回,翁長は前に出ながら右ジャブを小刻みに出し,左ストレートを上下に狙う。さらに接近してボディ連打を狙って揺さぶりをかける翁長。終盤,細かいパンチでユーチをロープ際に追い詰める。左フックを振ろうとしてガラ空きになったアゴを翁長の左ショートフックが打ち抜けば,ユーチはたまらず仰向けにダウン。上体を起こしかけたが,そのままカウントアウトされた。

 サウスポーのホープは多いが,その中でも翁長はパンチの”当て勘”に秀でたものを持っている。右ジャブで牽制しながら,隙を突いて放つ左ストレートが最大の武器。カウンターのタイミングは翁長ならではのものであろう。しかし,カウンターに依存して手数が少なくなることは避けなければならない。上ばかりに集中せず,上下に打ち分けながら主武器の左ストレートを決めるチャンスを作ることが大事である。
 ユーチは170cmという長身で長いリーチを誇る右ボクサータイプ。さらにスタンスも広目なので,懐が深いことも特徴になっている。アップライトスタイルから繰り出す左ジャブ,右ストレートに伸びがある。

     主審:杉山利夫,副審:浦谷信彰&館秀男&中村勝彦
     ○翁長:12戦12勝(9KO)     ●ユーチ:27戦17勝(11KO)10敗
     放送:G+     解説:葛西裕一     実況:寺島淳司

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                      2008年10月18日(土)    後楽園ホール
                               8回戦
                  日本ライト級11位     負 傷 判 定    日本S・フェザー級(ノーランク)
               ○   岡田誠一    5回1分40秒     松村浩太郎   ●
                      (大橋) 129 3/4 lbs                      (ミナノ) 129 1/2 lbs

 初回,岡田の強打を全く恐れずに果敢に打って出る松村。岡田にロープを背負わせ,左右フック,アッパー,右ストレートの連打で猛然とラッシュ。危ないタイミングで岡田がパンチを食う場面があり,試合は早くも波乱含みの展開となった。
 2回に入ると岡田が自力の差を見せ始める。右アッパーの打ち終わりに左フックからの右ショートストレートを打ち込まれた松村はたまらず腰から落ちてダウン。それでも一歩も引かずに打ち合いに応じるが,岡田はよく見てコンパクトな左フック,右ストレートを返した。
 3・4回の岡田はラッシュする松村の動きを冷静に見極め,ショートのコンビネーションブローを上下に決めて要所を締めるうまいボクシングを見せた。松村は4回,バッティングで右目上をカットしてドクターチェックを受けた。
 5回,岡田は左アッパーのボディブロー,ワンツーを浴びせて優勢。ここで松村の右目上の傷が深くなり,再びドクターチェックのために中断する。結局この傷が続行不能と診断され,試合がストップした。

 アマチュア出身のホープ岡田が無傷の7連勝。2回にダウンを奪ったパンチはほぼ密着した状態からコンパクトに振り切った右ショートストレートであり,うまさが光った。ショートのコンビネションブローには非凡なものがある。その反面,今夜は松村を甘く見ていた節がある。不用意にロープを背にすることは危険である。
 松村は左右フック,右ストレートの連打を武器とする右ファイタータイプ。強打で鳴らす岡田に対して一歩も引かずに打ち合いを挑んだ。非常に勇気を感じさせる試合運びである。ただし,打ち合いの最中にアゴが上がる欠点がある。

4回までの採点 岡田 松村
主審:ビニー・マーチン *** ***
副審:浦谷信彰 49 45
副審:杉山利夫 49 45
副審:ウクリッド・サラサス 49 45
参考:MAOMIE 49 45


     ○岡田:7戦7勝(5KO)
     ●松村:13戦7勝(2KO)4敗2分

     放送:G+
     解説:なし
     実況:藤田大介

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                      2008年10月18日(土)    後楽園ホール
                              8回戦
                    日本ミニマム級4位         日本L・フライ級7位
                ○   八重樫 東    判 定    須田拓弥   ●
                       (大橋) 107 1/2 lbs               (沼田) 107 1/2 lbs
                                        須田拓弥=すだ・たくみ

 初回から軽量級らしいスピーディでキビキビとした好ファイトとなった。2回,八重樫は須田の左フックでバランスを崩すが,左右アッパー,右ストレートをまとめる。須田はスピードのあるパンチを返して気が強いところを見せるが,八重樫は右アッパー,ストレートを浴びせて優位に立った。
 5回,八重樫は左右アッパーのボディブロー,右ストレートを浴びせる先手先手の速攻で明確なリードを奪った。6回にもスピーディな左右アッパー,オーバーハンドの右フックをまとめる。須田は4回に眉間,7回に左目上をカット(八重樫の有効打による傷)。
 8回,須田も応戦するが,八重樫の速攻で先手を取られ,後退する場面が目立った。

 八重樫は先に攻めて試合を作った点が良かった。今夜のような積極的な試合運びができれば,再び世界に向けた動きが加速されるだろう。いろいろな角度から速射砲のように上下に繰り出される連打が光る。
 須田はよく足が動いて手数が出る右ファイタータイプ。気持ちの強さを持ち味としている。しかし,今夜は八重樫の速攻に後手に回ったことが敗因。

採点結果 八重樫 須田
主審:中村勝彦 *** ***
副審:館秀男 79 74
副審:杉山利夫 79 74
副審:ビニー・マーチン 78 76
参考:MAOMIE 79 73


     ○八重樫:11戦9勝(6KO)2敗
     ●須田:14戦8勝(2KO)4敗2分

     放送:G+
     解説:なし
     実況:藤田大介

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                       2008年10月18日(土)    後楽園ホール
                                8回戦
                   日本フライ級12位   K      O    タイ国フライ級(ノーランク)
               ○   上間大貴     1回2分00秒    キャプテン・シッスーイ   ●
                      (大橋) 112 1/2 lbs                        (タイ) 112 lbs

 初回,赤コーナーに追い込んで攻勢に出る上間だが,不用意に出て両足が揃ったところにキャプテンの右フックを受け,腰から落ちて不覚のダウン。カウント8で立ち上がったが,足元がおぼつかない。
 しかし,再開後に思わぬハプニングが待っていた。お互いの右フックで両者ともに弾き飛ばされるようにキャンバスに落ち,珍しいダブルノックダンとなった。もう一度ダウンすればKO負けというピンチとなった上間。両者ガラ空きのアゴのまま上間の右フックとキャプテンの右ストレートが相打ちになるが,これは上間のパンチが先に着弾し,キャプテンは膝を折るようにキャンバスに落下。
 2度ずつダウンを喫して両者ともに後がない状態で再開されたが,ここから上間が自力の差を見せた。青コーナーでボディにパンチを集めれば,キャプテンは急に弱腰になる。左アッパーをボディに打ち込まれたキャプテンはロープを背に半ば戦意喪失。ここでサラサス主審が3度目のダウンを宣告した。

 ダブルノックダウンというハプニング付きのスリリングな試合。最後はパンチ力の差でねじ伏せた上間だが,アゴのガードがガラ空きの状態で正面から打ち合う場面が目立った。上位を目指すのであれば,ガードの甘さを矯正することが必要である。サウスポーのボクサーファイターで,カウンター気味に放つ右フックにパンチ力がある。

     主審:ウクリッド・サラサス,副審:浦谷信彰&杉山利夫&中村勝彦
     ○上間:6戦6勝(4KO)     ●キャプテン:12戦7勝(2KO)5敗
     放送:G+     解説:なし     実況:なし

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                     2008年10月24日(金)    後楽園ホール
                     WBA世界フェザー級タイトルマッチ12回戦
                     チャンピオン         挑戦者(同級4位)
               ○   クリス・ジョン   判 定   榎 洋之   ●
                     (インドネシア) 125 1/2 lbs         (角海老宝石) 126 lbs

 左ジャブから右フックを放って積極的に立ち上がる榎。ジョンは得意の足を使わずにこれを迎え撃ち,左ジャブ,右ストレートからボディに右フックを。
 2回,榎がやや強引な攻めを見せるとジョンが足を使い始めた。榎は左右フックのボディブローで迫る。相打ちの左アッパーが決まり,ジョンの腰が落ちる場面が見られた。
 しかし,3回に入るとジョンが老獪さを見せて主導権を握った。動きながら左ジャブから機を見て右アッパーを突き上げるジョン。
 榎は腫れた左目下が早くも塞がりかける。待っているところにジョンの思い切ったパンチを受ける場面が目立つようになった。5回,ジョンの右アッパーでぐらつく榎。相打ちの左フックを返すが,逆にラフな左右アッパーのボディ連打を許す。
 6回,榎は上下への執拗な攻撃でジョンを苦しめたが,7回には再び待っているところにワンツー,左フック,右アッパーが飛んできた。8回にはワンツーをまともに受けてのけぞる榎。
 9・10回はやや疲れが見えるジョンが榎の執拗な攻撃を持て余すが,榎もあと一歩の詰めができない。12回,榎は前に出るが,ジョンは苦しくなりながらも決定打を許さずに終了ゴングを聞いた。

 悲願の世界タイトル奪取に燃えた榎だが,敗因はプレッシャーをかけ切れなかったこと。ジョンが足をあまり使わずに榎の攻撃を受けて立つ場面が多かっただけにチャンスもあったが,最後は手数の差が明暗を分ける形となった。終盤にジョンがやや失速気味だっただけに,あと一歩の詰めがあればと悔やまれる。
 ジョンは10度目の防衛に成功。動きながら要所にワンツー,右アッパー,左フックを打ち込む老獪な試合運びで榎を振り切った。榎のパワーを警戒して足を使ったり,待っているところにパンチを集めるなど相変わらずの技巧を見せた。ただし,大振りも目立ち,いつになく雑な面も見られた。

採点結果 ジョン
主審:シルベストレ・アバインザ(比国) *** ***
副審:ピニット・プラヤドサブ(タイ) 118 110
副審:デレク・ミルハム(豪州) 118 110
副審:ラウル・カイズ・ジュニア(米国) 117 111
参考:MAOMIE 116 113


     ○ジョン:43戦42勝(22KO)1分
     ●榎:30戦27勝(19KO)1敗2分

     放送:G+&日本テレビ
     解説:浜田剛史
     実況:高橋雄一

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