熱戦譜〜2004年8月の試合から


MENU
MENUのbクリックすると各観戦記にジャンプします

試合日 試合 結果
2004.08.07  日本スーパー・ライト級
 タイトルマッチ10回戦
 木村登勇  KO3R  吉田幸司
2004.08.07 10回戦  ホルヘ・リナレス  判定  レナン・アコスタ
2004.08.07 8回戦  石井一太郎  KO1R  中村 修
2004.08.07 8回戦  三浦隆司  TKO3R  田中秀機
2004.08.07  東洋太平洋ウェルター級
 タイトルマッチ12回戦
 レブ・サンティリャン  判定  丸元大成
2004.08.07 10回戦  名城信男  判定  本田秀伸
2004.08.07 10回戦  武本在樹  TKO6R  ロメオ・ブハウィ
2004.08.07 10回戦  高山勝成  判定  エルマー・ゲホン
2004.08.09  東洋太平洋ライトフライ級
 タイトルマッチ12回戦
 山口真吾  判定  バート・バタワン
10 2004.08.09 10回戦  相澤国之  KO1R  キティポップ・サンディジム
11 2004.08.21  A級ボクサー賞金トーナメント4回戦
 
フェザー級決勝
 竜 宮城  引き分け  土居伸久
   ※ 延長1ラウンド35秒KOにより宮城が勝者扱い。
12 2004.08.21  A級ボクサー賞金トーナメント4回戦
 
ライト級決勝
 真鍋圭太  引き分け  松信秀和
   ※ 延長1ラウンド判定により宮城が勝者扱い。
13 2004.08.21  A級ボクサー賞金トーナメント4回戦
 
ウェルター級決勝
 日高和彦  TKO1R  笠木康人
14 2004.08.25 8回戦  大場浩平  TKO4R  佐藤康史

ホームページのトップに戻る     熱戦譜のトップに戻る     ← 2004年7月に戻る     2004年9月に進む →


                       2004年8月7日(土)    後楽園ホール
                      日本スーパー・ライト級タイトルマッチ10回戦
                    チャンピオン      K       O   挑戦者(同級6位)
                ○  木村登勇     3回2分58秒    吉田幸司  ●
                     (横浜光) 139 1/2 lbs                      (北澤) 140 lbs

 サウスポー同士の対戦。初回,ガッシリした上体の吉田は果敢に打ち合いを挑むが,りきみが目立つ。木村はスイング気味の左フックから入る。乱戦狙いの吉田を冷静に見極め,落ち着いて左ストレート,右フックを合わせる木村。2回,ガチガチに力が入った吉田は構わず突進するが,木村は吉田をロープに詰めてワンツーから右アッパーを浴びせる。
 そして3回,強引に攻め立てる吉田のラフファイトにスリップダウンするなど,乱戦狙いの吉田のペースに引きずり込まれそうになる木村。しかし,リング中央での打ち合いから,木村の左フックがクリーンヒットすると,吉田は足がもつれてロープ際に後退する。左フックでマウスピースを飛ばされた吉田に右フックをフォローすれば吉田は崩れるようにダウン。立ち上がったものの,木村の詰めは鋭く,ワンツーに次ぐ強烈な左ストレートでたまらず仰向けに2度目のダウン。辛うじて立ち上がったものの戦える状態ではなく,そのままカウントアウトされた。

 二階級制覇の木村が見事なKOで初防衛に成功した。乱戦狙いの吉田にペースを乱される場面もあったが,落ち着いて冷静に対処したことが勝因。この辺がキャリアの差だろう。独特の間合いとチャンスを掴んだときの詰めの鋭さも木村の長所。吉田に立ち直る隙を与えない速攻は見事の一語に尽きる。ライト級時代の減量苦から解放され,伸び伸びと本来の力を出せるようになったことが快進撃の源になっている。これで10個目のKO勝利だが,5割を下回るKO率が信じられないほど,パンチには破壊力がある。もうひと皮剥ければもっと面白い存在になるだろう。
 柔道出身の吉田は上体がガッシリと発達した左ファイタータイプ。接近して放つ左右フックが武器で,果敢に攻める気迫は立派。おそらく乱戦狙いのボクシングは作戦どおりだっただろう。しかし,あまりにも体に余分な力が入り過ぎていたのが惜しまれる。ガチガチに硬くなって,しかもガラ空きのガードで突進するだけでは,パンチを食えば効いてしまうのは当然。

     主審:浅尾和信,副審:住吉栄一&ビニー・マーチン&内田正一
     ○木村:30戦23勝(10KO)5敗2分     ●吉田:14戦9勝(2KO)3敗2分
     放送:G+     解説:ファイティング原田&浜田剛史     実況:寺島淳司

このページのトップに戻る


                         2004年8月7日(土)    後楽園ホール
                                ノンタイトル10回戦
                WBA中南米S・バンタム級チャンピオン        パナマ・フェザー級(ノーランク)
               ○    ホルヘ・リナレス        判 定    レナン・アコスタ  ●
                     (ベネズエラ=帝拳) 124 3/4 lbs                 (パナマ) 125 3/4 lbs
                         WBC9位,WBA11位

 初回,積極的に前に出るアコスタ。リナレスは左ジャブを突いて様子見。終了間際,リナレスのワンツー,ボディへの左右フックの速攻が見られる。2回,リナレスは左から右ストレートのボディブロー。アコスタも負けじと左アッパーをボディに持って行く。
 3回,珍しくリナレスがピンチを迎えた。アコスタの右ストレートでぐらつき守勢に回る。左右フック,右ストレートで猛然と出るアコスタに,リナレスは後退一方となりタジタジの様子。後半,リナレスも左フック,右ストレートで反撃を見せた。
 中盤以降も一進一退の攻防が続く。アコスタは気が強いところを見せ,リナレスの決定的なリードを許さない。4回,リナレスはワンツー,左右フックを浴びせる。
 スピード満点の攻防が展開されるが,8回,リナレスはワンツーを浴びせてリード。しかし,アコスタも負けてはいない。9回,積極的にリナレスを追い,ワンツー,左右フックのボディブロー。リナレスはバッティングで左耳から出血する。10回にもアコスタが手数で上回る。

 ともに長身で長いリーチに恵まれたボクサータイプ。初回からハイレベルな攻防が展開された。
 中南米王座を争ったウーゴ・ソト(アルゼンチン)を除けばリナレスの相手は格下がほとんどだったが,自分より背が高くて実力もそこそこのアコスタとフルラウンズを戦ったことは非常にいい経験になったはず。3回にアコスタの右ストレートで守勢に回った場面では後退してかわすだけだったが,この辺はキャリアの浅いところを見せた。世界レベルでの試合でピンチを迎えた場合にこれでは対抗できない。世界を狙うにはクリンチなどのテクニックも体得すべき今後の課題となろう。何事もすべて経験である。
 初来日のアコスタは非常に目と勘がよく,見極めが抜群に鋭い。手数もよく出る。とにかく体が柔軟で,リーチが長いので,懐が深いのが長所。ワンツー,左右フックを武器にしており,まとめ打ちもする。まだノーランクだが,今後上位に進出してくることが予想される。

採点結果 リナレス アコスタ
主審:ウクリッド・サラサス *** ***
副審:鮫島英一郎 98 95
副審:浅尾和信 97 95
副審:内田正一 98 96
参考:MAOMIE 96 95


     ○リナレス:10戦10勝(4KO)
     ●アコスタ:14戦12勝(4KO)2敗

     放送:G+
     解説:浜田剛史
     実況:高橋雄一

このページのトップに戻る


                          2004年8月7日(土)    後楽園ホール
                                  8回戦
                    日本ライト級(ノーランク)   K       O   日本ライト級(ノーランク)
                ○   石井一太郎    1回2分49秒     中村 修       ●
                         (横浜光) 135 lbs                     (姫路木下) 134 1/4 lbs

 開始早々から迫力満点のパンチの交換となった。中村の打ち下ろしの右ストレートは空を切ったが,KO決着を予感させた。石井の左ストレートと中村の右アッパーが相打ちとなったが,これはともに浅い。
 リング中央で中村が左ストレートを突いた瞬間,狙いすましたような石井の右ストレートがクロスでアゴを貫き,中村ダウン。再開後,石井の右ストレートのボディブロー,左フックでロープに後退する中村。右ストレートに次ぐ左フックで中村は崩れるように2度目のダウン。立ち上がった中村は猛然と反撃するが,石井の詰めは鋭く,コーナーで右ストレートを受けて3度目のダウンを喫して万事休す。

 ハードパンチャー同士の正面衝突となり,時間は短かったものの非常に見応えのある一戦だった。
 オールKO勝ちの石井は体重の移動がうまくできていて,パンチにウェイトがよく乗っており,それが破壊力を生んでいる。武器の右ストレートを当てるタイミングは教えられてできるものではなく,天性のものだろう。最初のダウンを奪った右ストレートは中村が左を突いてガードが空いたところをすかさずヒットしたもの。そのまま教科書になりそうな見事な右クロスカウンターだった。右強打に頼らず,左右の打ち分けもできており,今後どこまで伸びるか注目したい。欠点はややスピードに欠けることか。パンチを放った直後にバランスを崩しやすいことも気になる。
 石井の強打に屈した中村もハードパンチャーとして鳴らしている178cmの長身。伸びのいい右ストレートを最大の武器としており,魅力的な強打者である。タイミングの良さと巧みな体重移動で強打を生む石井とは対照的に,中村は体全体のバネを効かせて強打を放つタイプ。今夜は左右の打ち分けの差が出てしまったのが敗因だが,敗れはしたものの,こちらも楽しみな存在である。ただし,アゴのガードが甘くなるのが最大の欠点。これは致命傷になりかねない。この点を矯正して巻き返しを願いたい。

     主審:ビニー・マーチン,副審:住吉栄一&浅尾和信&ウクリッド・サラサス
     ○石井:11戦9勝(9KO)1敗1分     ●中村:15戦7勝(6KO)5敗3分
     放送:G+     解説:セレス小林     実況:田中毅

このページのトップに戻る


                       2004年8月7日(土)    後楽園ホール
                                   8回戦
                    日本ライト級(ノーランク)   T   K   O   日本ライト級(ノーランク)
                ○     三浦隆司     3回2分32秒     田中秀機  ●
                        (横浜光) 134 1/2 lbs                       (進光) 135 lbs

 アマで国体王者の肩書きを持つサウスポーの三浦が初回から田中を圧倒した。右ジャブからタイミングのいい左ストレートを多用して田中を寄せつけない。2回,果敢に前に出る田中だが,三浦は右フック,左ストレートで出バナをどんどん叩く作戦。
 そして3回,右フック,左ストレートで田中を圧倒する三浦。2分過ぎ,左ストレートで田中をぐらつかせた三浦は一気に攻勢。左ストレートで田中がロープに飛ばされたところで鮫島主審がストップした。

 三浦は右フック,左ストレートを武器とするサウスポーのボクサーファイター。特にノーモーションの左ストレートは伸びがよく,威力がある。しかし,最大の欠点は膝の動きに柔軟性がないこと。特に左膝の動きが硬く,上体だけで左ストレートを打っているのが気になる。パンチが単発でコンビネーションブローが出ないのも欠点だが,すべて膝の動きに柔軟性がないことに起因する。今のままでもパンチには威力があるが,膝を柔らかく使うことを身につければ手数も出るようになるし,パンチの威力も増すはず。単発では上位進出は望めない。
 田中はやや変則的な右ファイタータイプ。上体の動きがなく,攻撃が真正面からなので,三浦の左ストレートの絶好の標的になってしまった。

     主審:鮫島英一郎,副審:内田正一&浅尾和信&ビニー・マーチン
     ○三浦:5戦5勝(4KO)     ●田中:16戦6勝(3KO)9敗1分
     放送:G+     解説:セレス小林     実況:田中毅

このページのトップに戻る


                   2004年8月7日(土)    大阪府立体育会館第一競技場
                      東洋太平洋ウェルター級タイトルマッチ12回戦
                 
    チャンピオン           挑戦者(同級10位)
                ○ レブ・サンティリャン   判 定   丸元大成  ●
                    
  (比国) 145 3/4 lbs              (グリーンツダ) 147 lbs

 サウスポーのサンティリャンはジリジリと距離を詰め,左ストレート,ワンツーを放って前に出る。丸元はガッチリと顔面をグラブでカバーし,機を見て左右のショート連打で応戦する。試合はそのパターンに終始した。2回,サンティリャンがボディへの右フックから左ストレートを放って優位に立つ。
 3・4回,丸元のガードを割るようにサンティリャンの左ストレートが顔面を襲う。丸元はブロックの体勢から左右フック,右ストレートを返すが,懐の深いサンティリャンを攻め落とせない。5・6回にもサンティリャンは単発ながらも左ストレートが再三ヒット。
 7回,丸元はブロックからの速い左右連打を浴びせてようやく反撃。8回には左フックからの右ストレートをヒットしてサンティリャンをわずかにぐらつかせる。9回にもブロックからの左右ショート連打に次ぐ右ストレートでサンティリャンをのけぞらせて見せ場を作った。。
 しかし,終盤はダメージの蓄積によって丸元の手数が減る。逆に疲れを見せないサンティリャンが攻勢に出た。11回,一方的なサンティリャンのペース。ブロック一辺倒の丸元に対し,そのガードを割って左ストレートがことごとくヒットする。丸元は左目じりをカットして出血。12回にはサンティリャンの左ストレート,ワンツー,ボディへの左アッパーの攻勢に手が出なくなる丸元。鼻血を流してますます苦しい戦いのまま終了ゴングを聞いた。

 ガードを固めてよく応戦した丸元だが,終わってみればワンサイドに近い完敗となった。顔の前で相手のパンチをブロックし,機を見て素早い左右連打を浴びせる右ボクサーファイター。しかし,まとめてブロックしてから打とうとするので,どうしても後手に回ってしまう。相手の連打をまとめてブロックするのではなく,ひとつブロックしたらすかさず打ち返すことを心がけるべきである。サンティリャンにカウンターがないだけに,もっと積極的に打ち返していたら面白い展開になったはず。
 また,今後上位を狙うにはブロック一辺倒では限界がある。ブロックするのと,かわして空振りを誘うのでは,相手の疲労度に格段の差が生じ,自分が有利になる。チャンスに見せる左右のショート連打にはいいものがあるので,ウィービング,ダッキングなど,ブロック以外のディフェンスを身につければボクシングに幅が出るはず。
 初防衛に成功した長身のサンティリャンはサウスポーのボクサータイプ。長いリーチを生かした左ストレートを多用してどんどん前に出て来る。攻撃はひたすら左ストレート,ワンツーの繰り返しで単調そのもの。パンチは強いが,スピードも細かいテクニックもなく,どちらかと言うとあまり器用な選手ではない。

採点結果 サンティリャン 丸元
主審:デビッド・チュン(韓国) 118 112
副審:アーネル・パシオン(比国) 118 114
副審:宮崎久利(日本) 117 111
参考:MAOMIE 117 112

     ○サンティリャン:23戦21勝(15KO)1敗1分
     ●丸元:21戦15勝(7KO)5敗1分
     放送:スカイA     
     解説:山本晶智(鍵本エディジム会長)
     実況:松原宏樹

このページのトップに戻る


                2004年8月7日(土)    大阪府立体育会館第一競技場
                              10回戦
                 
日本S・フライ級(ノーランク)       WBC世界フライ級5位
               ○   名城信男    判 定   本田秀伸   ●
                        (六島) 115 lbs             (グリーンツダ) 115 lbs


 プロ入り5戦目の名城がベテランの世界ランカー本田を破る大金星をマークした。
 新鋭らしくスタートから果敢に攻め立てる名城は初回,距離を詰め,右ストレート,ボディへの左アッパー。2分過ぎには右フックをヒットする。サウスポーの本田はやや広いスタンスで名城の動きをよく見て,右ジャブからワンツーを伸ばすが,名城の果敢な先制攻撃にロープを背にする。2回,本田のカウンターを恐れずにどんどん前に出る名城は右ストレート,左右フックを振って本田をロープに詰める。ミスパンチも多いが,よく手を出す。本田は余裕を持ち過ぎ,名城の積極果敢な攻撃に手を焼く。
 4回には本田が得意の左ストレートを正確に決める。しかし,本田のカウンターにもひるまず前に出る名城は6回,左右の連打で本田にロープを背負わせる。7回にも名城の勢いは止まらず,再三右ストレートがヒットして本田がのけぞる場面も見られた。
 8回には本田も積極的に応戦し,よく見てワンツー,右フックをヒット。名城はさすがに疲れが出て,手数が減った。
 しかし,10回,再び名城が果敢な攻撃で本田にロープを背負わせる。本田はスピードがなく,名城の左右フック,右ストレートにタジタジの状態で試合終了。

 新鋭・名城の見事な勝利。ベテラン本田の左カウンターを恐れず,果敢なラッシュ戦法で大金星を引き寄せた。右ファイタータイプで手数がよく出る。武器は左右フックの連打と右ストレート。さすがに終盤は打ち疲れのために手数が減る場面もあったが,終始先手を取り続けたことが勝因。各回の開始ゴングと同時にコーナーを蹴って勢いよくリング中央に飛び出して行く姿は見ていて気持ちがいい。若き日のファイティング原田を思い出させた。今後は相手の正面に立たず,状態を揺すって肉薄することを覚えれば楽しみな存在である。
 新鋭に不覚を取った本田は相手を甘く見ていたのか,スピードがなく,繰り出すパンチにも切れが感じられなかった。まったく精彩を欠く試合内容。”ディフェンスマスター”などと異名を取って満足している場合ではない。かわすだけではダメで,攻撃につなげてこそのディフェンスであることを忘れてはいけない。厳しい言い方だが,それができないと前途はないと言わざるを得ない。

採点結果 名城 本田
主審:原田武男 *** ***
副審:宮崎久利 97 93
副審:上中一郎 97 95
副審:安田裕候 96 94
参考:MAOMIE 98 95


     ○名城:5戦5勝(3KO)
     ●本田:30戦26勝(14KO)4敗

     放送:スカイA
     解説:山本晶智(鍵本エディジム会長)
     実況:岩本計介

このページのトップに戻る


                  2004年8月7日(土)    大阪府立体育会館第一競技場
                                 10回戦
                
WBA世界フェザー級15位   T   K  O    比国バンタム級10位
              ○    武本在樹      6回2分25秒    ロメオ・ブハウィ  ●
                    
  (千里馬神戸) 126 lbs                       (比国) 126 lbs

 静かな立ち上がりとなったが,3回,武本は落ち着いて右ストレート,ボディへの左右フックを浴びせる。ブハウィは左右フックを振るが,スピードがない。4回後半には武本の右フックがヒットして,ブハウィが大きくバランスを崩す場面が見られた。武本はすかさず左右フックの攻勢に出る。
 そして5回,しぶといブハウィを武本が捉えた。右ストレート,左フックでぐらつかせて攻勢に出る武本。打ち下ろしの右ストレートでブハウィはたまらずダウン。立ち上がったものの,左右フックの攻勢にグロッギー。
 フィニッシュは6回。ブハウィの入り際にあわせた右アッパーが痛烈にアゴを捉え,ブハウィはたまらず前のめりに大きく泳ぐ。右ストレートがフォローされ,ブハウィがロープの間に突っ込むように倒れたところで宮崎主審がストップした。

 武本は右ストレート,左右フックを武器とする右ボクサーファイター。この試合で初めて見せた右アッパーで突破口を開いて一気にフィニッシュまで持って行った攻撃は見事で,パンチ力もある。ただし,スピードがないのが最大の欠点。パンチだけでなく,体の動きにスピードがないことが気になる。そのため,相手の正面に立つ時間が長く,今後上位と対戦したときにそこを突かれる恐れがある。また,パンチが単発でコンビネーションブローが少ないので,その点も今後の課題となる。
 勝ち星がすべてKO勝ちというブハウィ。ガッシリとした上体から繰り出す左右フックを武器とする右ァイタータイプだが,スピードがなく,それほど恐さは感じられない。

5回までの採点 武本 ブハウィ
主審:宮崎久利 *** ***
副審:北村信行 50 44
副審:藤田輝雄 50 44
副審:安田裕候 50 44
参考:MAOMIE 50 45


     ○武本:20戦15勝(10KO)4敗1分
     ●ブハウィ:15戦9勝(9KO)5敗1分

     放送:スカイA
     解説:長谷川穂積
     実況:松原宏樹

このページのトップに戻る


                   2004年8月7日(土)    大阪府立体育会館第一競技場
                                 10回戦
                 
WBA世界ミニマム級15位         比国ミニマム級チャンピオン
               ○   高山勝成     判 定   エルマー・ゲホン    ●
                     (グリーンツダ) 105 3/4 lbs            (比国) 105 1/2 lbs


 初回から前後左右に軽快に動いて,ワンツー,左フックをまとめる高山。2回にはゲホンも右ストレートをヒットするが,3回以降は手数で上回る高山のペース。
 ゲホンはときおり左右フックのボディブローで応戦するが,高山は6回,手数でリードし,終盤には右フックでゲホンをぐらつかせた。ゲホンは思わずクリンチに出ようとする。高山のボディ攻撃が効く。
 終盤も手数で上回る高山のペース。10回には高山が左右の連打でゲホンをロープに詰める場面もあった。

 これというヤマ場がなく,盛り上がりに欠ける試合。
 高山は前後左右によく動きながら,機を見てワンツー,左右フック,ボディへの左アッパーをまとめる右ボクサーファイター。よく手数が出るのが特徴だが,パンチ力に欠ける。もう少し腰の回転を効かせて打つようにするといいだろう。
 ゲホンはやや手数が少なく,フィリピンの王者としては精彩を欠いた。ときおり前に出て左右フックを放つボクサーファイター。

採点結果 高山 ゲホン
主審:北村信行 *** ***
副審:上中一郎 98 93
副審:藤田輝雄 96 96
副審:野田昌宏 96 94
参考:MAOMIE 98 94


     ○高山:14戦13勝(6KO)1敗
     ●ゲホン:18戦12勝(5KO)5敗1分

     放送:スカイA
     解説:なし
     実況:松原宏樹

このページのトップに戻る


                      2004年8月9日(月)    後楽園ホール
                     東洋太平洋ライト・フライ級タイトルマッチ12回戦
                 
    チャンピオン           挑戦者(同級1位)
                ○  山口真吾     判 定   バート・バタワン   ●
                     
 (渡嘉敷) 107 1/2 lbs             (比国) 107 lbs

 初回,山口は左右に動きながら軽い右ストレートを多用してサウスポーのバタワンを牽制する。2回にはバタワンをロープに詰め,左右フックの連打。2分過ぎには大きな右フックがアゴを捉え,バタワンはガクッとぐらつき,あわやダウンという場面が見られた。山口は左右フック,右ストレートで一気に攻勢。
 ”待ち”のボクシングで手数が出ないバタワンに対して,山口は4回に右ストレートでぐらつかせる。中盤の山口はバタワンをロープに詰めて左右フック,右ストレートを連打するなど,心にゆとりが見られ,試合を有利に進めた。
 7回,バタワンはようやく右アッパー,フック,左ストレートからボディへの右フックを決めて山口を追う。山口は休んでいるが,バタワンの反撃を許してポイントを失った。
 ポイントでは優勢の山口だが,終盤はスタミナ切れのためか,手数が減った。10回,激しい打ち合いになるが,危ないタイミングでバタワンの左フックがヒット。11回には山口も左右の連打を見せるが,スタミナ切れのためか肝心な場面で自ら引いてしまった。12回終盤,ようやくバタワンをロープに詰めて左右の連打で圧倒する山口。右ストレートでバタワンをぐらつかせたが,結局フィニッシュはできなかった。

 2度目の防衛に成功した山口は前半こそ出入りをうまく使ったボクシングに左右の連打を加えて危なげない展開だった。しかし,終盤はスタミナ切れのためか,手数が減り,チャンスにも自分から下がってしまうなど,不満を残す試合内容となった。東洋レベルでは何とか通用しても,終盤の粘りがなくては本人が望むこれ以上のベルトは期待できない。接近するときに両足が揃ってしまい,不用意に出て行く癖が矯正されていない点も気になる。
 8割を超えるKO率で強敵と見られていたバタワンだが,パンチが単発で攻撃につながりがなく,追い足も鈍いので恐さは感じられなかった。両脇を開いたスタイルで右フック,左ストレートを思い切り振って来るサウスポーである。

採点結果 山口 バタワン
主審:デビッド・チュン(韓国) 116 113
副審:セベリノ・ネセサリオ(比国) 113 115
副審:内田正一 117 113
参考:MAOMIE 118 113

     ○山口:21戦16勝(7KO)3敗2分
     ●バタワン:46戦32勝(26KO)11敗3分

     放送:フジ739
     解説:川島郭志
     実況:竹下陽平

このページのトップに戻る


                            2004年8月9日(月)    後楽園ホール
                                 10回戦
                    日本S・フライ級5位    K       O     タイ国フライ級(ノーランク)
                ○    相澤国之     1回1分11秒   キティポップ・サンディジム  ●
                        (三迫) 115 1/2 lbs                       (タイ) 112 1/4 lbs

 初回開始早々から小刻みな動きでリズムを取りながら積極的に仕掛ける相澤。左ジャブ,ボディへの左アッパーでどんどんプレッシャーをかける。足を使ってかわそうとするキティポップだが,ロープを背にしたところで相澤の左アッパーがタイミングよくボディを抉る。絶妙のボディ打ちに苦悶の表情でたまらずダウンしたキティポップは呆気なくカウントアウトされた。

 相澤の会心のKO勝ち。今までは妙な余裕を持ち過ぎて体のスピード不足が目についたが,今夜は非常にスピードがあり,小刻みに緩急をつけた動きで積極的にプレッシャーをかけていた。アマでの実績も地力も申し分ないだけに,今夜のように自分から積極的にプレッシャーをかけるプロらしいボクシングを心掛ければ,近い将来にタイトル挑戦も十分に期待できる。短い試合ながらもKOに結びつけるまでの試合運びに大きな進歩が見られた。鮮やかなKO勝ちという結果に対してではなく,そこに到達するまでの試合運びに合格点をつける。この感触を忘れずに精進を願う。

     主審:ウクリッド・サラサス,副審:ビニー・マーチン&鮫島英一郎&浦谷信彰
     ○相澤:7戦6勝(5KO)1分     ●キティポップ:8戦4勝4敗
     放送:フジ739     解説:川島郭志     実況:西岡孝洋

このページのトップに戻る


                          2004年8月21日(土)    後楽園ホール
                       第1回A級ボクサー賞金トーナメント(ビー・タイト大会)
                              フェザー級決勝4回戦
                     日本S・バンタム級6位             日本フェザー級6位
                 ×     竜 宮城      引き分け     土居伸久    ×
                       (沖縄ワールドリング) 125 1/4 lbs                  (ヨネクラ) 126 lbs
             ※ 公式記録はあくまで引き分け。大会規定により,延長戦1ラウンド35秒KOにより宮城が勝者扱い。

 宮城がスタートからグイグイと前に出てプレッシャーをかける。土居は左右に動いて左ジャブ,ストレートを突き,右ストレートをヒット。宮城は構わず肉薄して右フック,そしてボディへの左フックを放つ。
 2回中盤,土居が宮城の入り際に左ジャブを突き,間髪入れずに右フックを放つ。これがテンプルを捉えると,宮城はあっけなく四つんばいの状態でダウンを喫した。
 3回,宮城はバッティングで左前頭部をカットするハンデを負う。宮城は構わず距離を詰めるが,土居は左右に動きながらタイミングよく左ジャブを決めてコントロールし,右フックを放つ。
 4回,宮城は逆転に賭けるかのようにさらにプレッシャーを強めた。強引とも思える距離の詰め方で土居をロープ際に追い込み,右ストレートをヒット。ロープを背にした土居に宮城の右アッパーがヒットすると土居の動きが急速に鈍る。土居は宮城の攻勢にタジタジとなり,終了ゴングを聞いた。
 土居がわずかにリードと思われたが,採点結果は1−0でドロー。公式記録はあくまでドローだが,大会規定により,延長戦にもつれ込んだ。

【延長戦】
 土居にとっては,4回のダメージを背負ったまま迎えた延長戦。宮城が開始早々から一気に攻勢。猛烈なプレッシャーと強烈な左フックのボディブローにロープを背にする土居。土居も起死回生を狙って右アッパーで応戦するが,宮城の厳しいアタックに防戦一方。最後は痛烈な右ストレートがアゴを貫き,土居はたまらず仰向けにダウン。朦朧と立ち上がったものの,戦える状態ではなく,浅尾主審がカウントアウトした。


 決勝戦の名に恥じない熱戦となった。
 土居は強打の宮城を足と左で翻弄し,作戦どおりの動きでまずまずのスタートを切った。2回にはタイミングのいい左ジャブからの右フックでダウンを奪うなど,頭脳的なボクシングを披露した。しかし,4回に受けに回って宮城の強打を許し,延長戦に突入した時点ではすでに気持ちが切れていたように思える。
 宮城はグイグイ距離を詰めてプレッシャーをかける典型的な右ファイタータイプ。パンチは左右ともに強烈で,一打必倒の破壊力がある。楽しみな存在である。ただし,足の運びと上体の動きがマッチせず,滑らかさには欠ける。距離を詰めてから打とうとする癖があり,入り際を打たれる危険性がある。上位を狙うにはその点が課題になる。

採点結果 宮城 土居
主審:浅尾和信 *** ***
副審:館 秀男 38 39
副審:土屋末広 38 38
副審:鮫島英一郎 38 38
参考:MAOMIE 37 38


     ×宮城:12戦10勝(8KO)2分
     ×土居:28戦16勝(6KO)7敗5分

     放送:G+
     解説:葛西裕一
     実況:田中毅

このページのトップに戻る


                           2004年8月21日(土)    後楽園ホール
                        第1回A級ボクサー賞金トーナメント(ビー・タイト大会)
                             ライト級決勝4回戦
                    日本S・フェザー級2位           日本S・フェザー級7位
                 ×   真鍋圭太     引き分け     松信秀和   ×
                         (石川) 135 lbs                     (宮田) 135 lbs
                  ※ 公式記録はあくまで引き分け。大会規定により,延長戦1ラウンド2−1の判定により真鍋が勝者扱い。

 初回開始早々から一歩も譲らぬ意地と意地の正面衝突,強打の応酬で大いにヒートアップした。真鍋の入りはオーソドックスに左ジャブ,ストレートから。松信も左ジャブで真鍋の出バナを叩き,左右フックで応戦。真鍋は左フック,右ストレート,ボディへの左アッパーで松信を後退させる。終盤,松信も左右フックを浴びせ,お互いにガードを無視したかのような猛烈な打ち合いになった。
 2回,丹念に左ジャブ,ストレートを突いて先手を取る松信。ベテランらしい松信の攻撃に戸惑う真鍋だが,終盤,カウンターの右フックで松信をぐらつかせて一気に攻勢。松信はゴングに救われた。
 3回,ダメージが残る松信に対して真鍋はやや余裕を感じさせるボクシング。真鍋のワンツー,左フック,ボディへの左アッパー。松信も左フック,右ストレートを返し,両者一歩も譲らぬ激闘が続く。
 4回,松信がベテランらしい冷静なボクシングでリード。激しい打ち合いになったが,松信の左フック,右ストレートがやや上回った。
 甲乙判別しがたい激戦は三者三様のドロー。公式記録はあくまでドローだが,大会規定により,延長戦にもつれ込んだ。

【延長戦】
 やや疲れの見える松信に対し,若い真鍋が押して行く。やや力を抜き気味に放つワンツー,左フックを浴びせ,手数で上回る真鍋。松信は左右フックの強打で応戦するが,疲れは隠せず,やや後退が目立った。

 決勝戦の中でも特に好カードとして注目されたが,その期待以上の白熱戦となった。ぜひ,10ラウンズでの再戦を実現させて欲しい。
 真鍋はしなやかな上体から繰り出す強烈な左フック,右ストレートが最大の武器。スピリット満点で,リップサービスも心得ており,現在最もリングサイドを熱くさせる右ボクサーファイターである。打ち合いを好むが,左ジャブからのワンツーを軸としたオーソドックスなボクシングにも対応できる。ディフェンスの甘さが欠点だが,日本タイトル挑戦が楽しみになってきた。
 松信は左右フックを得意とする右ファイタータイプ。36戦目というキャリアを重ね,以前のパワーに依存するボクシングから,よく見て左ジャブ,ストレートで丹念に相手の出バナを突くなど,ベテランらしい攻撃が光った。左右フックで真鍋をぐらつかせるなど,再三ヤマ場を作り,見事な試合を披露した。残念だったのは,終盤に疲れが見えてやや動きが鈍り,真鍋を相手に真っ向からの打ち合いに応じざるを得なくなったこと。リマッチに期待したい。

採点結果 真鍋 松信 延長戦
1ラウンド
主審:福地勇治 *** *** ***
副審:杉山利夫 39 38 真鍋支持
副審:館 秀男 38 39 真鍋支持
副審:浅尾和信 38 38 松信支持
参考:MAOMIE 38 38 真鍋支持


     ×真鍋:21戦19勝(17KO)1敗1分
     ×松信:36戦27勝(18KO)7敗2分

     放送:G+
     解説:葛西裕一
     実況:田中毅


このページのトップに戻る


                            2004年8月21日(土)    後楽園ホール
                         第1回A級ボクサー賞金トーナメント(ビー・タイト大会)
                              ウェルター級決勝4回戦                   
                    日本S・ウェルター級2位   T   K  O   元・日本S・ライト級1位
                 ○   日高和彦     1回2分30秒      笠木康人   ●
                        (新日本木村) 147 lbs                         (ワタナベ) 147 lbs

 初回に呆気なく勝負が決まった。サウスポーの日高は開始早々から笠木の意表を突くノーモーションの左ストレートを多用し,早くも主導権を握った。笠木も右ストレートの強打を伸ばすが,動きが少なく,正面に立ってしまうため,日高の左ストレートを許した。後半,ワンツーで笠木をロープ際に後退させた日高が鮮やかな速攻を見せた。ロープを背にした笠木に,下を打つと見せかけ,見事な顔面への左ストレート。これで笠木をぐらつかせると一気にラッシュ。左右フック,左ストレートの猛攻で笠木が防戦一方になったところで鮫島主審が割って入った。

 フィニッシュの速攻は圧巻。日高は開始早々から気迫で優っており,ノーモーションから放つ左ストレートの先手攻撃が奏効した圧勝である。クレイジー・キム(ヨネクラ)への挑戦には敗れたが,背中から肩にかけていい筋肉が付き,一段とパワーアップして進歩の痕跡を見せた。連打の回転もよく,今後,右ジャブ,フックに磨きをかければ再挑戦の日も近い。
 笠木は9割強のKO率を誇る強打者だが,今夜は先手を取られ,いいところを見せられないままの完敗となった。正面に立って,日高の左ストレートの標的になってしまった感がある。もっと上体を振り,武器の右ストレートを上下に打ち分けて先手を取るべきだった。

     主審:鮫島英一郎,副審:杉山利夫&土屋末広&福地勇治
     ○日高:23戦19勝(13KO)4敗     ●笠木:26戦16勝(15KO)8敗2分
     放送:G+     解説:葛西裕一     実況:田中毅

このページのトップに戻る


                         2004年8月25日(水)    後楽園ホール
                                 8回戦
                    日本フライ級10位    T   K   O   日本S・フライ級(ノーランク)
                 ○   大場浩平     4回2分54秒     佐藤康史   ●
                       (スペースK) 114 1/2 lbs                        (ワタナベ) 115 lbs

 初回,ガードをダラリと下げて速い左を突く大場。機を見て佐藤をロープに詰めた大場がワンツーからボディに左アッパーを放てば,スピードに乗った攻撃に場内から早くもどよめきが洩れた。佐藤もひるまず反撃に出たが,大場はロープを背に巧みなカバーリングを見せ,左アッパーでボディを叩いて素早く回り込む。
 2回,大場は佐藤をロープに詰めてワンツーから左アッパーをボディに放って攻勢。波に乗る大場はカウンター気味の右アッパーを上下に打ち分けて佐藤を寄せつけない。
 4回,速攻で大場が試合を決めた。左アッパーのボディブローで佐藤を後退させて攻勢に出る大場。佐藤はよく踏み止まったが,再び左アッパーがボディを抉り,苦しげに体を折り曲げてコーナーに下がる。一気にラッシュする大場。最後は右アッパーで佐藤の腰が砕けたところで住吉主審がストップした。

 大場は”ホープ”の呼び声高い19歳の新鋭。長いリーチに恵まれた右ボクサータイプで,ワンツー,ボディへの左アッパーを武器としている。相手の出バナに合わせるアゴへの右アッパーも打てるし,接近して右アッパーのボディブローもある。ロープを背にしても非常に落ち着いており,巧みなカバーリングから一転してボディに左アッパーを放ち,すかさず回り込んで攻勢に出るなど,天性の勘のよさを披露した。全日本新人王を獲得して,日本ランク10位に位置する選手としては一定以上の水準にある好素材である。伸びていくか否かは今後の育成方法如何によるが,楽しみなホープがまたひとり増えた。フェアな試合態度にも好感が持てる。
 しかし,欠点も見せた。顔面をグラブでカバーするのはいいが,相手が攻勢に出ると上体が突っ立ってしまうのが最大の欠点。上体が突っ立ってしまえば,圧倒的なラッシングパワーを誇る相手には対処することが難しくなる。また,その姿勢から反撃に移るのに時間もかかる。カバーリングで防御するだけでなく,上体を振ったり,沈めたりすることを身につけて欲しい。それができれば体に”溜め”ができて,すぐ反撃に移れるし,パンチの威力も増すはず。パンチの振りが大きいことも目立つ。上位進出を狙うには,大振りを避け,勘の良さに頼り過ぎないことが要求される。

     主審:住吉栄一,副審:熊崎広大&ビニー・マーチン&福地勇治
     ○大場:9戦9勝(5KO)     ●佐藤:10戦5勝(1KO)4敗1分
     放送:なし     解説:なし     実況:なし

このページのトップに戻る


熱戦譜のトップに戻る     ← 2004年7月に戻る     2004年9月に進む →

ホームページのトップに戻る