熱戦譜〜2003年5月の試合から


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試合日 試合 結果
2003.05.17 10回戦  長嶋健吾  KO2R  チャラーム・シットトラートラガーン
2003.05.17 10回戦  ジョニー・リア  KO3R  池森久貴
2003.05.19  日本スーパー・ライト級
 タイトルマッチ10回戦
 江口慎吾  TKO5R  佐々木基樹

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                       2003年5月17日(土)   後楽園ホール
                                   10回戦
                WBC世界ライト級6位    K      O      タイ国S・ライト級1位
               ○   長嶋健吾    2回2分31秒   チャラーム・シットトラートラガーン ●
                 (エイティーン古河) 136 3/4 lbs                       (タイ) 143 1/2 lbs


 昨年8月の世界挑戦に失敗した長嶋の再起第2戦。
 開始早々から,いつになく積極的な長嶋。攻勢に出て,チャラームをコーナーに詰め,ワンツー,左ボディブローなどで早くも圧倒。左ストレートで2度のダウンを奪う。2回にも左ストレートとボディへの右フックで2度倒し,最後は連打をまとめて仕留めた。

 今夜の長嶋は格下相手ということもあって余裕があり,スピード,パンチの切れともに申し分ないデキだった。ライト級での世界挑戦はかなり厳しいが,まずは今夜の感触を維持することが最低条件になる。
 相手のウェイトが7ポンドも重いのはどうも解せない。リングアナウンサーは確かに上記のウェイトをアナウンスしたが・・・・・。

     主審:浦谷信彰,副審:福地勇治&鮫島英一郎&熊崎広大
     ○長嶋:26戦23勝(14KO)2敗1分     ●チャラーム:18戦10勝(6KO)7敗1分
     放送:G+     解説:葛西裕一     実況:寺島淳司

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                    2003年5月17日(土)   後楽園ホール
                              10回戦
              比国バンタム級チャンピオン   K       O   日本バンタム級1位
            ○   ジョニー・リア      3回2分38秒     池森久貴   ●
               (比国) 119 lbs                            (帝拳) 119 lbs


 3度目の日本王座挑戦を狙う池森だが,リアの強打を浴びて完敗となった。
 小柄な割りにリーチがあるリアは,パンチが非常によく伸びる。左の刺し合いでも一歩も引けを取らない。池森は動きが鈍く,初回から右ストレートを浴びてあっけなくダウン。一気にたたみかけるリアに,防戦一方に回る。右ストレートでガクッと腰が落ちたが,かろうじて持ちこたえた。
 3回,左ジャブからの相打ちの右ストレートで再び池森ダウン。立ち上がったが,よろめいてそのままコーナーに倒れこんだ。ダメージが深く,そのままKOとなった。

 今夜の池森はいつもの小気味のいい動きがなく,相手の真正面に立ってまともにパンチを受ける場面が目立った。再挑戦に暗雲が立ちこめる結果になったが,いいものを持っているので,もう一度立て直して欲しい。
 リアのパンチは非常によく伸びて強烈。左ジャブ,ストレートでうまくタイミングを取って,主武器の右ストレートをカウンター気味に放つ。リキみのないボクシングが光る。今後,”稼げる日本”に頻繁に登場するようだと,厄介な存在になりそう。

     主審:島川威,副審:熊崎広大&岩尾学&浦谷信彰
     ○リア:18戦11勝(6KO)7敗     ●池森:27戦18勝(10KO)6敗3分
     放送:G+     解説:葛西裕一     実況:高橋雄一

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                    2003年5月19日(月)     後楽園ホール
                     日本スーパーライト級タイトルマッチ10回戦
                 挑戦者(同級5位)   T   K   O     チャンピオン
              ○   江口慎吾     5回1分45秒    佐々木基樹   ●
                   (大橋) 140 lbs                         (協栄) 140 lbs


 初挑戦の江口が見事なTKOで王座を奪った。佐々木は初防衛に失敗。
 江口は初回からジリジリ前に出て,鋭い左で試合の流れを作った。左ジャブ,ストレートにワンツー,ボディへの左アッパーなどを織り交ぜて攻勢。
 江口のパンチにスピードと切れがあり,佐々木はなかなか突破口を掴めない。4回終盤ようやく攻勢に出たが,流れを引き戻すには至らなかった。そして5回,佐々木は再び攻勢に出るが,ショートレンジから相打ち気味の左フックをカウンターで打ち込まれ,大きくぐらつく。江口は一気にたたみかけ,右ストレートでダウンを奪う。佐々木は立ち上がったが,連打をまとめられてストップとなった。

 江口は非常に冷静で,丹念に左ジャブを突いて試合を作って行くタイプ。スピード,パンチの切れ,勝つ意欲ともに申し分なく,会心の勝利だった。ボクシングのスケールが非常に大きく,久々に出た本格派と言える逸材である。すぐに世界などと言わず,ジックリとキャリアを積ませるべきである。大橋ジム単独でなく,ヨネクラ一門の総力を挙げるつもりで大事に育てて欲しい。キャリアを積めば,大化けする可能性を秘めている。やや脇が甘い感じがするが,そのことによってリキみのないボクシングになっている面もある。
 このクラスには世界を狙う東洋王者・佐竹政一(明石)がおり,江口の出現で俄然面白くなって来た。
 佐々木はキャリアの浅い江口を序盤で調子に乗せてしまったことが敗因。動きが少なく,江口の左をもらった。もっと手数を多くして,江口の出鼻を叩くべきだった。いつもの変幻自在なボクシングで,若い江口を攪乱していれば違った展開になったはず。

     ○江口:15戦14勝(12KO)1敗     ●佐々木:24戦19勝(12KO)5敗
     放送:TBS     解説:畑山隆則&竹原慎二     実況:土井敏之

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